MMA
インタビュー

【RIZIN】MMAでリベンジに成功した征矢貴「伊藤裕樹選手、ヒロヤ選手とフライ級GPで戦いたい。誰とやっても僕は勝てる」、ドッドソン「ベルトを奪いに行きたい」

2025/05/06 23:05
 2025年5月4日(日)東京ドームで開催された『RIZIN男祭り』の第4試合RIZINフライ級(57kg)5分3Rで対戦した、征矢貴(THE BLACKBELT JAPAN)とジョン・ドッドソン(米国/JACKSON-WINK MMA)がそれぞれ試合後インタビューに答えた。  試合は、昨年7月にベアナックルルールでドッドソンに判定3-0で敗れた征矢が判定3-0でリベンジに成功。しかし、ドッドソンは判定に不服な表情を見せていた。両者の見解は――。 征矢「終始僕がプレッシャーをかけて試合を作っていた」 ――率直な感想は? 「会場を盛り上げられなかったのは心残りですけど、UFC元フライ級1位のドッドソンにMMAで勝ったのは素直に嬉しい気持ちもあります」 ――前回のベアナックルと今回のMMAでは試合した感覚的に違うものはあった? 「ドッドソンと向き合った時に、やっぱり去年のベアナックルファイトをやったのを凄く思い出して、なんか懐かしい気持ちのようになりましたね。感覚はでも少し違いますね」 ――今回MMAで戦ったドッドソン選手の印象は? 「タックルに対する反応だったりとか、押し込んでからの身体の強さとか、彼の身体能力の高さっていうのは試合中ちょっと驚かされましたね」 ――今後の目標・展望は? 「フライ級GPに出場したいですね、ドッドソンに勝ったので。今日の戦い方は、こういう戦い方も出来るんですけど、僕は基本的にはストライカーですので、もし次フライ級GP組まれるのであれば自分本来の持ち味を出して戦いたいなと思っております」 ――判定の時、場内がどよめいているのが聞こえたかと思うが、自身としては3R通して常に自分が勝ってるっていう確信は持っていた? 「ダメージは差はないかなと。今までのRIZINのジャッジの傾向を見て、明確にダウンを取ったりとかフィニッシュに近づかない限りはダメージはつかないので、終始僕がプレッシャーをかけて試合を作っていたので勝ったんじゃないかなと。自分では思ってました」 ――自分としては計算通りの試合? 「そうですね。こういう試合も想定してました。簡単にテイクダウンは取れず、打たれ強いのでなかなか効いた素振りも見せないっていうのは想定内ではあったので、全部想定通りですね」 ――フライ級トーナメントに出るとすれば、どういう相手と1回戦でやってみたい? 「外国人選手が続いてるので誰が出るか分からないですけど、伊藤裕樹選手、ヒロヤ選手、扇久保さん以外であれば誰とでも僕はフライ級GPで戦いたいなと思ってますし、誰とやっても僕は勝てると思ってます」 ――初めて外国人の大物超えを成し遂げたということに関して感慨深いものは? 「ドッドソンに勝ったっていうのは今後の格闘技人生で大きく胸を張って言えることではあると思いますし、僕はたくさん今まで殴り合いをして盛り上げてきたわけですけども、強い外国人選手とか世界的な名のある選手に勝てないとそこはMMAファイターとして評価はされないと思っていたので、今回勝てることが出来てすごく良かったなと思います」 ――今までの勝ちの中では一番大きい? 「そうですね。思い入れだったりとかはたくさんあるんですけど、病気から3年ぶりに復帰した試合とかあるんですけど、勝ち星という点で見るとドッドソンに勝ったっていうのは今までの格闘人生の中で一番大きい勝ち星ではあると自分で思っています」 ――リング上から見た東京ドームの景色の感想は? 「やっぱり格闘技の熱がここまであるっていうのは本当に僕自身も凄く嬉しいですし、フライ級の選手たちのキャラが揃ってきてるので、僕も盛り上げたいなと思っています」 [nextpage] ドッドソン「スタンディングで私の方が完全に上回っていた」 ――試合後の率直な感想は? 「勝ったような気分です。第1ラウンドからエルボーですとかストレートが入ってたんで、そういった意味では2人の真剣な戦いを見せられたことはいいと思ってますけども、そのような気分です」 ――自分の勝利を確信していた? 「勝ったぞ、勝ったぞ、イエーイ、やったー! と、そういう気持ちで判定で名前を呼ばれるのを待ってました」 ――MMAで戦った征矢選手のファイトの印象は? 「彼が勝つ唯一の方法は、彼の全ての力を尽くして自分をテイクダウンすること。それも1Rだけだったので、それ以外はスタンディングに関しては私の方が完全に上回っていたので。そういう方法しかないかなという風には思っていました」 ――リング上から見た東京ドームの景色は? 「東京ドームで戦えたことは本当に最高の気分ですし、非常にアイコニックな場所だった。通常のアリーナとは全く違う場所だった思ってます。こういった場所で戦う機会を与えてくれた皆さんに感謝してます」 ――今後の目標・展望は? 「ベルトを奪いに行きたいと思います。この試合は自分としては本当に勝ってると思ってますし、相手も自分が負けたと思ってマウスピースを投げたんだと思ってます」 ――ヒロヤ選手や山本アーセン選手もいるが、次は誰と戦いたいと思っている? 「自分は負けたので多くは言えないけれど、ちょっと年を取ってきてるんですけどそれでも戦いたいと思われている選手だと思ってますし、そういった人たちにも値するような選手だ考えています」 ――中村大介選手が桜庭大世選手に勝ったが、そういったある程度ベテラン選手が若い選手に勝利するのは励みになる? 「私の印象としては、あの若い選手は本当にオールラウンドで準備できてる選手だと思うんですけども、タフネスとかそういった面では足りないのかなと感じてます。そういった意味で、まだまだ私も出来ると考えています」
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