キックボクシング
インタビュー

【RIZIN】朝久泰央の訴え「男を懸けて戦った人の作る番組を見たいなと思った。本当にクビだけはやめて欲しい」自身も「もし負けたら…」決死の覚悟で臨んだ

2025/05/06 20:05
【RIZIN】朝久泰央の訴え「男を懸けて戦った人の作る番組を見たいなと思った。本当にクビだけはやめて欲しい」自身も「もし負けたら…」決死の覚悟で臨んだ

試合の時とは全く違う表情の朝久

 2025年5月4日(日)東京ドームで開催された『RIZIN男祭り』の第3試合RIZINキックボクシングルール63.0kg契約3分3Rで、ウザ強ヨシヤ(FIGHT CLUB 428)に2R1分16秒、KOで勝利した朝久泰央(朝久道場)が試合後インタビューに答えた。

勝利に関しては“やったぜベイビー!”


――試合後の率直な感想は?

「勝利に関しては“やったぜベイビー!”って感じなんですけど、ヨシヤさんの試合後の表情を見た時に、こうやって一生懸命男を懸けて戦った人の作る番組を見たいなと思ったんで、出来ればフジテレビさんのクビがかかってるっていう風な煽りとかだったんで、本当にそれだけはやめて欲しいなっていうのが率直な感想です」

――戦った印象は?

「ウザくて強いっていう名前通り、なんかウザさマシマシだったんで(笑)。どう捉えようかなって思ったんですけれど。強がり的な意味で言うと、もっと簡単に捕まえられたなって思うんですけど、捕まえたって思った瞬間が逆に彼が狙ってた一撃の射程圏内だったんで、捕まえられるけどあと1歩踏み込めないといったところもあったし、ここだっていう瞬間に相手の射程圏内よりも自分のエリアで制していったって感じでしたね」


――東京ドームのリング上から見た景色は?

「やっぱり人が凄いなと思って。ここまでの会場でやったこともなかったし。試合前も言ったようにRIZINさんの男祭りというメモリアルな大会に出たっていう喜びの方が大きかったんで。東京ドームにたくさんの人ももちろん嬉しかったですけど、こうやって記念の大会に呼んでいただけたことはとても公栄だなと思いました」

――今後の目標・展望は?

「RIZINさんっていうとても素敵な舞台に上がらせてもらうことが2連続であったんですけど、MMAの団体ではあるので、そういった中で朝久のキックボクシングはまた見たいなって思っていただける試合をと思ってRIZINさんに出る時は戦っていこうと思います。自分はK-1所属で戦ってる選手であるので、K-1の強さを証明していきたいっていうのがずっと心にあります」

――ヨシヤ選手のバックブローが何度も飛んできたが、対策は十分していた?

「バックブローを使う選手っていうのは分かってたんですけど、想定していたよりも速いタイミングだったり、空気感が読みづらい部分があったので。気を読むじゃないですけどバックブローで回るコンマ何秒前ぐらいの段階で予想できてたんで“あ、回る”と思った瞬間にしっかりガードしようとは思っていました。想像以上の速さはありましたね」


――踏み込みにくいようなところもあった?

「そこに踏み込めたっていう瞬間が、彼の一番殺傷力の高い技が来る距離だったので、そういったところの距離の駆け引き的なのを考えながら慎重に行った部分がありましたね」

――何回かダウンを奪ったが、まだとどめを差し切れてないみたいなところがあった?

「どの技でも当たれば倒せるっていう思いっきり鍛え上げて、もしこれで負けるようなことがあったら、自分は首吊らなきゃいけないっていうような、パフォーマンスじゃなくて本気で思ってたことなんで。そういった中でどの技が当たっても倒せるなっていうのは思ってましたね。ただ最後はしっかり仕留められたことは良かったなと思います」

――K-1の選手が離脱するニュースがよく流れているが、それについてなにか言いたいことは?

「言いたいことは、K-1を愛したまま抜けていった選手もいると思うので、そういった選手にはK-1で大事にしてもらったこととK-1で戦い抜いてきた自分の強さに誇りを持って勝っていって欲しいなと思います。逆に不義理な選手は、どうにでもなれって感じですかね。あまりその辺は興味ないんで。K-1を愛した人がみんな報われたらいいなと思ってます」

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