本当に求められた時に期待されている以上のものを見せられたら

――ウザ強選手のトリッキーな動きでメンタル的に熱くなったりイラっとするような瞬間はなかった?
「正直全くないっていうか。クリンチで組んできた時に、ブレイクって言われた後に無理やり頭つけてみたいなのがあったんで、そういったところはちょっと鬱陶しいなっていうのは思ったんですけど。それが彼のファイトスタイルというか。そこで減点にはならない範囲の反則じゃないけどそういったのから自分がムキになったところでバックブローとか飛びヒザとかそういう狙ってる技が分かったんで、そういったとこも含めて試合巧者だなって思いましたね」
――そこも冷静に判断できていた?
「今こうやってただ話してるんで、垂れ目のなんか田舎もんって感じなんですけど、試合中って元々三白眼なのもあって朝久めっちゃ顔怒ってるじゃんみたいな感じだと思うんですけど、自分的には戦闘マシーンというか機械的にどうぶっ倒してやろうかっていうのを考えてたんで、特に怒ったって感じよりもいつ仕留めようかって感じでしたね」

――朝久選手は戦った相手として、ウザ強選手にもっとファイトを続けて欲しいのか、フジテレビで頑張ってほしいのか。
「ファイターとしては、相手である自分が続けて欲しいとかやめて欲しいとかそういったのを言えるようなアレじゃないと思ってるんで。本当にヨシヤさんがウザ強ヨシヤとして戦いたいと思うのであればこれから勝って欲しいなと思いますし、そういった選手に関しては試合前自分も言ったようにリスペクトも何もなかったし、本当に殺してやろうと思って臨んだ戦いだったんですけど、終わってみてウザ強ヨシヤじゃなくてヨシヤさんという人間として見た時に、漢気を持って参戦してくれて自分に立ち向かってくれた人が少しでも報われてほしい、クビだけはやめてほしいなっていうのは思いましたね」

――次の試合の時期とかリングとか相手とか何か次のビジョンは?
「やっぱりK-1所属だし、7月に地元福岡でK-1があるんで、そこで試合したいなっていうのもありますし、RIZINさんがまた朝久のキックボクシングだったら本戦でも組みたいとか見たいって思っていただけるのであれば、そちらでも戦うかもしれない。どっちも股にかけてというのは自分が失礼なことだなっていうのは分かってるんで、本当に求められた時に自分の強さを、期待されている以上のものを見せられたらなって思いますね」
――ありがとうございました。
「あと最後、萩原選手にずっと声をかけてもらってよくしてもらってるんで、萩原選手の応援と勝ってほしいなっていうその想いだけここで伝えさせてもらいます」


