▼第6試合 ONEウェルター級 サブミッション・グラップリング 世界タイトルマッチ 10分1R
〇タイ・ルオトロ(米国)
[判定3-0]
×ダンテ・レオン(カナダ)
※タイが2度目の王座防衛
世界ウェルター級サブミッション・グラップリング王者のタイ・ルオトロ(米国)は、双子の兄弟ケイド(世界ライト級サブミッショングラップリング王者)とともにONEでベルトを巻く。史上最年少のIBJJF黒帯世界王者でONE6連勝中。
マラット・ガフロフ、ライニアー・デ・リダー、ダギ・アサラナリエフら階級違いのMMAファイターを下した後、マゴメド・アブドゥルカディロフ、アイザック・ミシェルに一本勝ち。2024年7月の前戦『ONE Fight Night 23』ではジョゼフ・チェンとのキャッチウェイト戦で判定勝ち。8月のCJIトーナメントでは準々決勝でレヴィ・ジョーンズに判定負け。弟のケイドがジョーンズを破り、優勝している。
カナダのダンテ・レオンは、IBJJFノーギ世界黒帯王座に2度、ADCC銅メダルを2度獲得2024年8月のADCCではジャンカルロ・ボドニを破り3位に。2024年12月の『ONE Fight Night 26』でONEデビュー。ブルーノ・プッチを三角十字に極めると、2024年1月の前戦『ONE Fight Night 27』でトミー・ランガカーに判定勝ち。ルオトロとは2020年に対戦し判定勝ち、21年のリマッチではルオトロが判定勝ちで1勝1敗。
タイがダブルレッグテイクダウン。ロープ際でサイドに。すぐに足を戻すサイド。足をピンしてパスを狙うタイ。ダンテはハーフからリバースデラヒーバの動きから足関節狙い、
そこにアンクルを狙うタイに、ダンテは右肩口にかかとを乗せてヒザ十字狙い。組ませないタイは飛び込みパスへ。インバーテッドで足を効かせるダンテ。そこに上四方を狙うタイに、ダンテは再び足を戻す。
中腰から首を押さえてパスを狙うタイ。レッグドラッグのタイに、右足をたぐるダンテを潰すタイ。下からデレヒーバで足をからめ足首を持つダンテに、タイは自ら座って正対してトップへ。そこについていってバックを狙うダンテ。ニースライクから割って入るタイに下からサドルを狙うダンテ。
両者立ち上がり。足もとに滑り込むダンテに、残り時間少ないなか、タイは前転パスから左足を踏んで背中を見せながらヒザ十字の大技ムーブでゴング。判定3-0でタイが勝利した。
2度目のウェルター級サブミッション・グラップリング王座防衛に成功したタイは「本当にありがとう。ダンテに拍手を。素晴らしい。柔術を代表する素晴らしい選手だ。いいパフォーマンスだった。サブミッションを取れたかもしれない。そのためにここに来たんだ。でも、またマットに立てたことに感謝している。長い間、リングに上がっていなかったし、ルンピニーにもいなかった。ここがとても恋しかった。僕はここが大好きだ。故郷のようだ。
(ケイドはMMAに挑戦している。あなたの次の目標は?)僕たちはたくさん戦ったから、すぐにでもMMAデビューする準備はできているよ。全てがうまく行きさえすれば。ここルンピニーでやりたい。できればね」と、あらためてMMA挑戦を示唆した。













