▼BLOOM FC MMA 60キロ契約 5分3R
〇中尾あづき(AACC)1勝0敗
[3R 4分59秒 リアネイキドチョーク]
×ホ・ジュギョン(Team J MMA/韓国)
福岡県北九州市の中尾は、小学2年から大学4年まで柔道を続け、大学卒業と同時に福岡から上京してMMAの道へ進んだ。MMAではAACC、柔術ではカルペディエム三田に所属し、MMAと柔術の二刀流でどちらも試合に出場している。
MMA練習4カ月で2024年8月の修斗COLORSのトライアウトに出場。植木くるみに1R終了時 TKO勝ちし、10月に全日本アマチュア修斗選手権の女子バンタム級で優勝。10月には柔術歴10カ月でQUINTETに出場。グラップリング戦でカロリーナ・クワハラのトーホールドに敗れたが、12月のCOLORSでプロMMAデビューすると、対戦相手の愛日が約3キロオーバーのなか、中尾が試合を希望。1RにボディロックテイクダウンからパウンドでTKO勝ちしている。
対するホ・ジュギョンは、柔道ベースの元キックボクサー。2023年12月にプロMMA初戦で、ソルトに1R TKO負け。AACCでの出稽古で中尾とスパーリングした経験を持つ。
1R、ともにオーソから右ロー。ワンツーで詰めるジュギョンに中尾は右回りで避ける。左インローのジュギョンに右カーフを当てる中尾。ジュギョンはワンツーの右をヒット! さらに左から連打し左ミドルに繋げる。中尾の右ローの打ち終わりに右ストレートを突くジュギョン。ジュギョンのローに左右を合わせる中尾は、左ジャブを返すが、ジュギョンのワンツーの右を被弾。さらにジュギョンは右から左も。下がりながらもジャブを返すようになる中尾は、ジュギョンの打ち終わりにシングルレッグからボディロックテイクダウンへ。金網を掴みながら凌ぐジュギョンは正対。右小手から左ヒザで突き放す。
ジュギョンのワンツーから左ミドルを被弾する中尾。ジャブを返すも、ジュギョンのワンツーの右を受ける。続く連打は右回りでかわす中尾。ジャブ&ローでゴング。ジュギョンのラウンド。
2R、左ジャブの中尾に、ジュギョンは右ロー。その打ち終わりにシングルレッグの中尾はケージまでドライブして放し際に右ヒジ狙い。左右ローのジュギョン。左ジャブを返す中尾にジュギョンは右ミドル。中尾のダブルレッグを差し上げると、中尾は前に詰めて右をヒット。しかしジュギョンの左を被弾すると、左を出したところに右も被弾。
下がる中尾に連打で詰めるジュギョン。ケージ背から中央に回ってダブルレッグ。差し上げるジュギョンに左で差して右の細かいヒザ。右で手首を掴んで左差しの柔道組み手で引き出そうとするが、金網背に戻るジュギョン。互いにヒザの打ち合いからいったん離れてダブルレッグの中尾は中央に向けてテイクダウン!
金網に這うジュギョンは蹴り上げから立ち上がり! 中尾は左脇を潜りバッククリンチからたすき、リアネイキドチョークを狙う。正対したジュギョンを押し込み互いにヒザ。突き放したジュギョンが左右で前に。左前蹴りに左ジャブを合わせる中尾は、打ち合いからクリンチボクシングでケージまで押し込みゴング。有効打でジュギョンのラウンド。
3R、中尾のローに左右を狙うジュギョン。中央を取るジュギョンが圧力。右ロー、左インロー。中尾の左ジャブに速い左右をまとめる。右ローを打つジュギョン。左ジャブの中尾。素早い右がヒット! ジュギョンは右ロー。そこに左ジャブを突く中尾。オーソから左ミドルを当てたジュギョンは右ローも。
中尾はシングルレッグからケージまでドライブ。左で差して右ヒザを突き、ジュギョンのフレームを潰して放れ際に左ヒジ狙い。左ジャブを当てる中尾は、ジュギョンのジャブの打ち返しはかわすように。ジュギョンの左インローにも左ジャブを合わせる。詰めて左ミドルはジュギョン。左インローを当てて中尾を崩すと、右ローも当てて前足を削る。
中尾は左ジャブのダブルからダブルレッグでドライブ。右手で引手を掴んで引きながら左脇差しで払い腰へ。いったん残したジュギョンになおも続けて左足で払いながら投げてテイクダウン! そのままサイドから鉄槌・パウンド連打! 亀になって立とうとするジュギョンのバックを奪い、右腕を喉下に巻いて残り1秒でタップを奪った!
口から出血も歓喜の中尾はマイクを渡され「九州の皆さんはじめまして、修斗から来ましたAACCの中尾あづきです。まずはじめに団体初の女子カードを作っていただいたBLOOM関係者の皆さんと、韓国からわざわざ足を運んで来てくれたジュギョン選手、ほんとうにありがとうございました。どうしても地元で試合をしたくて、お願いしてジュギョ出させていただいたんですけど、ジュギョン選手と1回練習したときに打撃でボコボコにされて打撃、怖かったんですけど、皆さんの応援が力になりました。自分は柔術と総合格闘技の二刀流を目指していて、センスも才能も無い、ただの凡人ですが、格闘技でひとはな咲かせられるように頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします」と語り、大きな拍手を受けると、最後にセコンドの阿部裕幸代表に感謝の言葉で締めた。








