2026年2月14日(土)東京・後楽園ホールで開催されるシリーズ開幕戦『SHOOTBOXING 2026 act.1』のメインイベントでタリソン“CrazyCyclone”フェレイラ(ブラジル)と対戦するSB日本スーパーフェザー級王者・笠原友希(シーザージム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
これまでにRISEのリングで中村寛、大雅、スアキムらと激闘を繰り広げてきたブラジルの強豪を相手に、友希は2026年のSB初戦でどんなインパクトを残すか。
最強の自分を作り上げて試合に挑めば問題ない
――2025年は3戦2勝1敗でしたが、ご自身にとってどういった1年でした?
「6月のRISE世界トーナメント準決勝の延長戦で中村選手に負け、最後に取り切れなかったことがすごく残念ですし、あと一歩だったなという悔しさが残った1年でした」
――その後、笠原選手に勝利した中村寛選手が優勝し、その結果についてはどう受け止めました?
「僕は負けましたが、自分の実力は出せた試合でしたし、まだまだ強くなれるという実感、手応えもありました。中村選手が優勝したことで、さらに僕にとってはいい相手になりましたし、再戦を組んでいただいて僕がリベンジした方が日本の格闘技界は盛り上がると思います。中村選手自身もあの結果に納得していないでしょうし、このままでは終わらせたくないと思うので、また再戦する機会があればリベンジしたいです」
――そういう中で2026年のシリーズ開幕戦のメインイベントを任されることになりました。
「率直に嬉しかったですね。初メインなので、自分のやりたいことをやりたい放題やって、皆さんには試合を楽しんで最高の思い出にしてもらって帰ってもらおうかなと思っています」
――ご自身としては、どうしてメインを託されたと思いますか?
「“笠原友希”は開幕戦のメインイベンターにふさわしい男として評価されたんだと思うので、期待以上の結果を残したいと思っています」
――SBのエースとしてこれまで活躍してきた海人選手が昨年SBを卒業し、今大会のメインに選ばれたことで新エースとして見るファンもいるかと思いますが、そこは意識しますか。
「もちろんそうですね。2026年の大事な一発目で、僕がしっかりこういうときに見せつけないといけないと思っているので、そこは意識してやっていきたいと思います」
――2026年シリーズ開幕戦のメインイベンターということで、プレッシャーはないですか?
「今までプレッシャーのかかる試合をさせてもらった経験もあり、今回に関しては今のところはないですけど、当日になったらどうなるか分からないですね。でも、最強の自分を作り上げて試合に挑めば問題ないかなと思います」
――シーザー武志会長からは何かプレッシャーをかけられるような言葉はありました?
「特にないです。会長は『自分を信じて、やれよ』と言ってくれただけで、気合いが入りました。会長からも期待してもらっていると思いますし、それを超えるような動きと試合をしていかないといけないと思っているので、どんどん皆さんに期待をしてもらいたいなと思います」
――同大会に出場が決まっている兄の弘希選手からは今回のメイン抜擢に関して何か言われました?
「特に何も言われてないですけど、僕がもともと出場が決まっていて、兄貴はRISEトーナメントの試合が決まっていた中で何か自分なりに想いがあり今回の出場を決めたみたいです。もし兄貴がメインを張るんだったら僕はそこに文句はなく、兄貴からも特に何も言われてないですね」
――弘希選手は3月のRISEで原口健飛戦という大一番を控えている中で、その前に今回試合が決まったことに関しては驚きました?
「ここでやるんだ!? って驚きましたね(苦笑)。僕だったら決まっていた試合に向けて全集中するんですけど、この選択は兄貴らしいなと思いました」
――友希選手で例えると、中村寛戦の前に試合をすることと同じことですよね。
「そうですね。連戦になるので厳しいとは思いますけど、兄貴は結構、突発的に行動するタイプなので兄貴らしいです(笑)。小さいときからそういう一面があり、普段の生活から、そういう人とは違った考えをすることがあるんです。そういう中でもしっかり結果を残しているので、それが兄貴の強みなんじゃないかなと」
――今回の相手に関しては、また一筋縄ではいかない難敵が用意されました。
「そうですね。ブンブン100%フルスイングしてくるフェレイラ選手はフィジカルも強いですし、あれだけガタイのいいパワフルなブラジル出身の選手と戦うのは初めてで、そういう選手を相手に僕がどれだけできるのか、どれだけファンに魅せられるのか楽しみですし、モチベーションも上がってワクワクしています」
――以前から強い選手との対戦を要望していましたが、希望通りの相手になったわけですね。
「僕はずっとそういう面白い相手とやりたくて、今回の相手は無名な選手ではなく、格闘技好きな人は知っている選手で、見た目も派手で僕を壊してくるようなスタイルなので、そういう選手とやることによってファンも喜んでもらえると思います。周りが楽しみにしてくれることで、僕もそれ以上の結果を残さなきゃいけないと燃えるので、さらにモチベーションも上がってワクワクしています。これからもずっとそういう選手とやっていきたいですね」
――対世界となるとフィジカルも重要なところですが、どう考えていますか?
「間違いなく相手はフィジカルは強いと思うので、そこの怖さはありますけど、僕は普段からフィジカルトレーニングでしっかり仕上げてますし、そういうところで僕の進化を見せられるんじゃないかなと思っています」
――変わらずボクシングジムでのパンチの強化も?
「もちろん行ってます。やり始めてから格段にKOできるパンチが打てるようになりましたし、結構高いトレーニング料金がかかってるんですけど、その分、試合で早く倒せるとコスパはいいなと思いながら強くなっている実感はすごくあります(笑)」
――昨年3月のRISE世界トーナメント一回戦でパヌワット選手を2RKOで沈めた左ストレートがまさにボクシング特訓での成果だったんですよね。
「そうですね。あの左ストレートはボクシングトレーナーから教えていただいて出せた技だったので、あの一戦からもさらに左ストレートに磨きがかかった上に、いろんなパンチの武器も増えています」
――試合ではどういったフィニッシュをイメージしていますか。
「大体のイメージはできてますが、練習でもっと技の完成度を上げていきたいなと思っています」
――1月18日のRISEでは、そのパヌワット選手に競り勝った常陸飛雄馬選手がRISEライト級の新チャンピオンに輝きました。常陸選手には2022年9月のSBで2RKO負けしている相手ですが、リベンジも意識してますか。
「もちろんです。同じ階級の他団体のチャンピオンですし、いずれやるときが来ると思うので、前回より集中して僕が勝ちに行くだけです」
――ご自身としてはお兄さんのように今年は試合をどんどんしていきたいですか?
「そうですね。昨年は3試合しかしていないので、今年はもっと集中して試合をしていけたらと思います」
――最後にファンにメッセージをお願いします。
「対戦相手も強いですし、異種格闘技戦のような面白い対決になると思うので、皆さん開幕戦にぜひ会場に足を運んで僕の初メインを見届けてください。応援よろしくお願いいたします」