透暉鷹が緊急搬送されるなか、キルギスのウルルは体重計に乗ったが1.8kgの体重超過に。
2025年4月27日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 353』(U-NEXT配信)の前日計量が26日午後1時から都内にて行われた。
バンタム級(61.2kg)タイトルマッチの王者・透暉鷹(ISHITSUNA MMA)が減量中に脱水症状で緊急搬送されて計量失格。対戦相手のカリベク・アルジクル ウルル(キルギス)も63.0kgの体重超過で3時までの再計量だったが失格に。「キング オブ パンクラス チャンピオンシップ バンタム級」は中止となった。
2024年12月大会でマッチメイクされるも、両者の怪我により延期となっていた一戦。
バンタム級王者・透暉鷹にとって待望の初防衛戦だった。『ROAD TO UFC』バンタム級準決勝で中国のバーエゴン・ジェライスーに逆転の判定負けを喫した透暉鷹。そこから再び自身の目標と向き合い、PANCRASEでの防衛戦から再出発して世界を目指すと決意していた。
カリベク・アルジクル ウルルは、現在MMA界で猛威を振るう中央アジアからキルギスの22歳。9月の井村塁戦では、無呼吸連打とも言える圧巻のラッシュで、わずか75秒で同級1位の井村からTKO勝利を収めている。
王座戦の5分5R。『ROAD TO UFC』では強みの似ているバーエゴン相手に初回に右を被弾しながらもバック奪取で取り返すも、2、3Rにクリンチ打撃とテイクダウンで下になるなど後手に回り、判定負けした透暉鷹。
🎥脅威のフィニッシュ💥
— U-NEXT 格闘技 公式 (@UNEXT_fight) September 29, 2024
❌⚡️キルギス🇰🇬から新たな刺客⚡️❌
カリベク・アルジクル ウルルがバンタム級の雄(1位)井村塁を1Rパウンドアウト😱😱
⏺#PANCRASE347 見逃し配信中!https://t.co/hI8fmHSoIA pic.twitter.com/x1iG9VYVW3
対するウルルは、井村戦で右フックを効かせての跳びヒザを突き、井村の組みを切りながらの1発のヒジを効かせて連打でパウンドアウト。殺傷能力の高さを見せたが、寝技も巧みなことは知られていても、組み力がどこまでなのかは見えなかった。
透暉鷹はこの階級でキルギスの鮫を相手に自身の強みを貫けるか。それともウルルが透暉鷹の組みをも切り裂くか。注目の一戦だったが、両者計量ミスで再び試合が流れることとなった。







