ムエタイ
レポート

【ONE FF】手塚翔太が強烈ボディショットで一発KO!ONE初勝利&ボーナス、与那覇壱世がダウンを奪い返す激闘も逆転ならずONE初黒星

2025/04/18 22:04
ONE Friday Fights 1052025年4月18日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信 ▼第4試合 キャッチウェイト(-62.14kg)ムエタイ 3分3R○手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/シュートボクシング日本スーパーフェザー級1位)KO 1R 2分40秒 ※右ボディストレート×アリズワン・ノルシャーニー(マレーシア)  手塚はSBフェザー級&スーパーフェザー級の二階級でタイトルマッチを経験している実力者。2023年12月にはSB中国大会で勝利し、香港Energy Fightインターナショナル・スーパーフェザー級王座を獲得。2024年12月、4月11日のONE FFで豪快KO勝利を飾った成尾拓輝と対戦してフロントチョークで勝利、2025年2月には第14代SB日本スーパーバンタム級王者の植山征紀も延長戦で破り、2023年6月から8連勝と好調を維持している。ONE初参戦。  アリズワンもONE初参戦。戦績は13勝3敗。  1R、右ローからジャブは手塚、アリズワンは右ミドル。すかさず手塚が左ミドルハイを返す。右ローを2連打するアリズワンはその後も右ローを蹴っていく。首相撲になると両者ともヒザを蹴る。手塚は左から右ボディ。左三日月を蹴り、左のフェイントから右ボディストレートを打ち込むとアリズワンは悶絶ダウン。立ち上がることが出来ず、手塚の見事なKO勝ちとなった。  満面の笑みを浮かべて勝利を喜ぶ手塚は「プラン通りにボディショットを狙って。自分の中でONEでインパクトを残して勝つためにはボディ一発で倒せるようにアップでもイメージして練習してきました。僕は20歳で一回挫折してしまったんですが、気持ちを入れ替えて9連勝、ONEでこういう勝ち方が出来るのはコツコツ続けてきたからだと思っています。だからみんなも諦めずにコツコツやって、僕みたいに泥水すすってやっていけるので頑張ってください。頑張りましょう」と勝利者インタビューに答える。  そして35万バーツのボーナスが贈られると手を叩いて大喜び。「自己投資に使います。大事に使いたいと思います」と語った。 [nextpage] ▼第3試合 キャッチウェイト(-55.34kg)ムエタイ 3分3R×与那覇壱世(=壱/センチャイムエタイジム/KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者)判定0-3○マイサンカン(タイ)  沖縄出身の与那覇(リングネームは壱・センチャイジム)は空手をベースに持ち、ボクシングを経て上京してムエタイを始めた。2008年11月の『MuayThaiOpen』でLPJNバンタム級王座に就き、2019年12月に岩浪悠弥に敗れるまで14連勝をマーク。2022年11月に「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」を制して王者となった。2023年8月の初防衛戦で古村光に敗れて王座を失ったが、2024年4月のリマッチで王座奪還。  6月にはムエタイの激闘王と呼ばれたチョークディーから勝利を収め、7月の『ONE Friday Fights』で初参戦初勝利。「KICKBOXING JAPAN CUPスーパーバンタム級トーナメント」では12月の決勝へ進出したが、決勝で森岡悠樹にKO負けして優勝を逃した。2025年2月の2度目のONE FF出場ではルー・イーフーに1Rに2度のダウンを奪われながらも2Rに左ストレートで逆転KO勝ち。ONEで2連勝を飾り「これからもまたONEの舞台に戻ってきて激しい試合をしたい。僕、ベストバウト製造機なので。いい試合をいっぱいします」とインタビューに答え、35万バーツ(約154万円)のボーナスを獲得した。  3月には『MuayThaiOpen 50』で2RにKO勝ち、ルンピニージャパン認定スーパーバンタム級王座を獲得している。戦績は30勝(12KO)10敗1分。  マイサンカンは2024年3月の『ONE Friday Fights 55』でONE初参戦、チョムパデットから判定勝ち。7月の第2戦ではフレディー・ハガティーからダウンを奪うも初回KO負けを喫している。  1R、サウスポーの壱はジャブを突いていきさっそくの左ストレート。壱の左インローで大きくバランスを崩すマイサンカン。壱は右縦ヒジを打ちつつ、ワンツー、アッパーを打って行く。マイサンカンは左フックを狙うが壱はかわす。 マイサンカンの右ミドルと壱の左ミドルの蹴り合い、壱は蹴り足をつかんで転倒させる。サイドに回りながらパンチを打って行く壱だが、ジャブに右ストレートを合わされてダウンを喫する。立ち上がった壱は打ち合いに行くが、すぐにゴング。  2R、壱が左ストレートをヒットさせるとマイサンカンもワンツーを打ち返してくる。激しいパンチの打ち合いからヒジも出す壱。組んでのヒザを混ぜつつ、パンチを出していく壱だが、左ボディからの右ストレートをもらって2度目のダウン。それでも立ち上がると打ち合いに行く壱。流血しながらもヒジをガードの隙間から打ち込む。左インローと左フックの壱。  3R、壱は左フックからの左アッパー、組んでのヒザ。逃げ切ろうとしているのか、マイサンカンはクリンチが多い。壱が左フックに返しの左ストレートでダウンをひとつ奪い返す。立ち上がったマイサンカンへ左ストレート、左インロー、左ミドル。マイサンカンは右ミドルを蹴り、距離をとる。前へ出る壱が右フックを打つとマイサンカンは右ヒジ。距離を詰めて逆転を狙う壱がコンビネーションパンチを打ち込むが、倒し切れず試合終了。  判定3-0でマイサンカンが勝利。壱の3連勝はならなかった。マイサンカンは「100%自信がありました。コーチたちはとてもよくサポートしてくれたのでパンチが上達しました」と勝利者インタビューに答えた。
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