前タイトル挑戦者で3位の大森を迎え撃つ鈴木(C)RISE
2025年4月19日(日)東京・後楽園ホール『RISE 187』のメインイベントで、バンタム級(-55kg)3分3R延長1Rで同級1位・鈴木真彦(TEAM 寿)が同級3位・大森隆之介(EX ARES)と対戦する。
鈴木は軽量級離れしたパンチ力と卓越したテクニックで、2018年11月にトーナメントを制してRISEバンタム級のベルトを獲得。5年間無敗、20連勝という驚異の記録を打ち立てた。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではK-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大に判定勝ち。那須川天心に2度、志朗に2度敗れた以外は連勝も、2023年3月にK-1のリングで玖村将史にダウンを奪われて敗れた。8月にイマッド・サヒをKOして再起したのもつかの間、12月に大﨑孔稀に敗れ王座を失い、2024年3月に金子にリベンジを許した。12月にジェイミー・ゲイマンを初回KOして再起。戦績は36勝(21KO)9敗。
1ラウンドから仕掛けます

――鈴木選手は2月に28歳になられたばかりですが、考えてみると高校生の時からプロで戦っていますよね?
「そうですね。時の流れは早いもので、もう気が付いたら28歳になっていました」
――もう10年選手ですね。
「気持ちはまだ若手ですけど、ベテランの域になってきました(笑)」
――ベテランと呼ばれることに抵抗はありますか?
「良い意味でも経験を積んでいると思うので、まだまだここからいきたいですね」
――逆に10年前を振り返ってみて、高校生の時の方が良かったなと思う部分はありますか?
「若い勢いってあるじゃないですか。そういう勢いは前の方があったのかなと思いますけど、鈴木真彦はまだまだここからです」
――今回対戦する大森選手もファイトスタイルや気持ちに勢いを感じさせる選手ですが、その辺りについてはいかがですか?
「僕より若くて勢いのある選手だなと思います」
「あの人はちょっと分かんないです(笑)。まだどういう方なのか分かってないです。戦いとかを見ていると、結構勢いがあるなと思いますね」
――今回の大会では鈴木選手の試合がメインイベントって発表されたばかりですけど、アンダーカードでは伊東選手や京谷選手などが絡むバンタム級の試合もあります。その辺は気になりますか?
「見ているお客さんにも『バンタム級でもここまで差があるのか』って思ってもらえるように、そういうところを意識して良い勝ち方で最後にメインを締められたらなと思います」
――鈴木選手から見ても今のバンタム級はタレントが豊富だと思うのですが、RISEチャンピオンがいて世界チャンピオンもいて自分もいるという事で、階層の違いという部分は感じていますか?
「やっぱり目指している所が1番なので、そこに行くまでに倒さないといけない相手もいるし、結果を残していけば自ずとそこに辿り着くので、一戦一戦全力で行こうと思います」
――今回の対戦相手の大森選手の対策はバッチリですか?
「全部の試合でそうですけど、対策というよりかは“鈴木真彦”を全面に出していきます。特に今回は向こうも僕とずっとやりたいって言ってたと思うし、圧倒的に気持ちをへし折ってやろうと思っています。僕も向こうの気持ちに負けないように、ほんまに分からせたろうと思っています」
――そしたら1ラウンド目から仕掛けていきますか?
「1ラウンドから仕掛けます。向こうも警戒していると思いますけど、対戦してあっと驚かせたいですね」




