MMA
ニュース

【PANCRASE】無差別級を廃止。王者ジョシュ・バーネットは功績を称え『栄誉王者』に

2025/04/15 22:04
【PANCRASE】無差別級を廃止。王者ジョシュ・バーネットは功績を称え『栄誉王者』に

(C)GONG KAKUTOGI

 2025年4月15日(火)、キング・オブ・パンクラス評議会は、「PANCRASE MMA無差別級の廃止」を発表した。

 1993年9月に旗揚げ大会を行ったPANCRASEは、2008年1月30日大会から米国ネバダ州アスレチック・コミッションの制定した体重制へ階級の区分を変更し、バンタム級とフライ級を新設。スーパーヘビー級を廃止していたが、今回の「無差別級の廃止」は、「ユニファイドMMAルールに基づく競技化を推進するため、別途発表のプレスリリースの通り、ルールブックを改訂し、無差別級を廃止する運びに」なったという。

 これに伴い、現・無差別級王者であるジョシュ・バーネットについてPANCRASEは、「これまでの功績を称えて『栄誉王者』として、その名を残すことに決定しました」とし、「今後のジョシュ・バーネット選手の活躍にも、変わらぬご声援を賜ります様、よろしくお願い申し上げます」と結んでいる。

 プロレス、UWFから派生したPANCRASEの創設当初の名残りともいえる無差別には、下記9人が王座が就いていた。

◆PANCRASE無差別級 歴代王者
初代 ケン・シャムロック
2   鈴木みのる
3  バス・ルッテン
暫定 フランク・シャムロック
4   船木誠勝
5   近藤有己
6   船木誠勝
7 ガイ・メッツァー
8   近藤有己
9 セーム・シュルト
10 ジョシュ・バーネット

◆PANCRASEオフィシャルルール改定箇所

1. 第1章 体重階級 第1条(2)無差別級の廃止
※ユニファイドルールにおいて規定されていない階級のため。

2. 第5章 反則 第20条(2)グラウンドポジション
グラウンドポジションとなるためには、手や足以外の体の一部が床に着いている場合とする。
【参考1】グラウンドポジションとなる場合
ⅰ)どちらか一方でも膝が床に着いている。
ⅱ)背中や尻が床に着いている。
ⅲ)どちらか一方でも肘が床に着いている。
【参考2】グラウンドポジションとならない場合
ⅰ)両足と片手が床に着いている。
ⅱ)両足と両手が床に着いている。

3. 第5章 反則 第21条
(10)肘の先端を下に打ち落とす行為(肘を縦に振り下ろす打撃攻撃) を削除。
※この改定により、肘を用いた打撃の角度に制限がなくなる。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.337
2025年3月22日発売
表紙はさいたまSAで激突の武尊vs.ロッタン。全試合分析も掲載! MMAフェザー級特集ではクレベル&鈴木千裕の練習対談、シェイドゥラエフ独占インタビュー、バンタム級参戦のサバテロ、RIZIN柏木氏の日本MMAへの提言も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント