KROSS×OVER.30<第1部>2025年4月6日(日)東京・新宿FACE
▼第17試合 メインイベント KROSS×OVER GIRLS-KICK ATOMWEIGHT(-45kg) タイトルマッチ 3分3R×辻井和花(BRING IT ON/王者)判定0-2 ※29-30×2、30-30〇菊地美乃里(GONG-GYM坂戸/挑戦者)※菊地が第3代王座に就く。辻井は初防衛に失敗。
第1部のメインイベントでは、今年の3月に高校を卒業してJKファイターからJDファイターとなった現女子アトム級王者・辻井和花(BRING IT ON)の初防衛戦が組まれている。昨年7月の斉藤千種戦では最終Rにまさかのダウンを喫し、無念の敗戦を喫した。現王者ではありながら、敗戦からの復帰戦として臨む今回の初防衛戦は、辻井にとって試練の一戦となる。戦績は4勝2敗。
対する挑戦者・菊地美乃里(GONG-GYM坂戸)は、RISEを主戦場にしながら数多くの団体を渡り歩いてきた。小柄な体格からは想像できないほどのパワーと手数を誇り、過去には平岡琴や岩永唯伽といった強敵相手に熱戦を繰り広げてきた。戦績は5勝(1KO)9敗1分。
高校を卒業しての初戦、敗戦からの復帰戦、初防衛戦という重圧の中で辻井が王者としてどのような戦いを見せるのか。一方、危険な挑戦者・菊地の拳が王者を捉えるか。
1R、サウスポーの辻井は左右に動きながら左ストレート、前蹴り。菊地は3連打を出して3発目を当てる。前へ出て距離を詰める菊地が左右連打、辻井はジャブでけん制して左ミドル。辻井の左ミドルをもらった菊地は左右フックで突進。
2R、突進して連打する菊地にワンツーを返す辻井。ジャブでけん制する辻井は前蹴り、菊地は右を打ちながら突進して間合いを詰める。回り込む辻井。菊地が距離を詰めての右連打で、辻井が左を返してきても構わず突進してまた右を打つ。
3R、菊地の突進を左ストレートで迎え撃つ辻井。さらに菊地が入ってくると左右フックを打って回り込む。菊地は右ストレート。辻井は左ストレート、前蹴り、左ミドルで距離をとり、前へ出てくる菊地をステップと回り込みでかわしていく。ワンツーで前へ出る菊地に辻井も下がりながらのワンツー。前へ出てガムシャラに攻める菊地。
判定は2-0で菊地が王座を奪取。辻井は初防衛に失敗した。
菊地はマイクを持つと「初めてのタイトルマッチで緊張することもあったんですけれど、勝ててとてもうれしいです。勝てたんですが課題も多いのでもっと練習してもっと強くなるので応援お願いします」と語った。
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▼ 第16試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERLIGHTWEIGHT(-65kg)FIGHT 初代王座決定トーナメント準決勝 3分3R×吉田圭佑(WSRフェアテックス幕張)判定0-3 ※27-30、28-30〇ゴングマン(トイカツ道場)※ゴングマンが決勝へ進出。 昨年11月大会で衝撃のKO勝利を果たした吉田と対戦するハルゴングは心機一転ゴングマンに名を変えての対戦。 1R、リング中央でどっしりと構える吉田の周りを右へ回るゴングマン。吉田が右ロー、ゴングマンは左右フックで時折仕掛けるが、距離をつかんでいるのは吉田の方。
2R、吉田が右ミドル、右ロー。ゴングマンはパンチを打って前へ出るが近付きすぎるか精度が悪い。吉田は右ストレート、右ロー。ゴングマンも右ストレートをヒットさせて吉田をコーナーへ追い込む。
3R、左右ボディ連打で攻めたゴングマンが左フックでダウンを奪い、吉田は右カーフを蹴るも右ストレートをもらって後退。ゴングマンのボディをもらって防戦一方となる吉田。ゴングマンが右ストレート、左右ボディで攻め続けて試合終了。
判定3-0でゴングマンが勝利、決勝進出を決めた。
先に決勝進出を決めていた石川もリングに上がり「茨城の悪童です。決勝、ゴングマン選手、勝つよ俺が。約束したから。お互いいい試合が出来ればいいと思います」、ゴングマンは「いやいやいや、篠塚辰樹を意識しすぎやろ。控室が一緒で、決勝は俺とやるとめっちゃ喋ってくる。こんな全身入れ墨まみれでめっちゃ喋って来るけれど、試合の時はボッコボコにする。俺がチャンピオンベルト獲るので、俺のためのベルトだと思っているので」と優勝宣言した。
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▼第15試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERLIGHTWEIGHT(-65kg) FIGHT 初代王座決定トーナメント準決勝 3分3R×YANG DANIEL (ルーマニア/ウエストスポーツ)TKO 3R 1分18秒 ※レフェリーストップ〇石川章太郎(GRIT)※石川が決勝へ進出。
1R、石川はサウスポー。両者至近距離でパンチを出し合う。DANIELが左フックをヒットさせると、石川は一気に前へ出てパンチの連打。1R終了直前、石川が左ストレートでダウンを奪う。
2R、左と右で蹴り合う両者。DANIELは右目上から流血してドクターチェック。再開後、両者の蹴りが互いのローブローとなって中断。再開後、すぐに両者ローブローでまたも中断。再開後、石川の左ストレート、右フックをもらうDANIEL。
2R、DANIELは右ミドルで前に出るが、バッティングがあってDANIELがドクターチェック。再開後、ミドルの蹴り合いから石川が左右フック連打でダウンを奪い、ここでレフェリーがストップ。
石川がTKO勝ちで決勝進出を決めた。
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▼第14試合 KROSS×OVER PRO-KICK FLYWEIGHT(-51.5 kg)FIGHT 3分3R〇兄(FJ KICK ASS)KO 1R 2分23秒 ※レフェリーストップ×小柳津敏宏(BRAVE FIGHT CLUB)
1R、低い体勢になって左右フックを打ってくる小柳津に、兄はワンツー、右ロー、前蹴りと手数もヒット数も多い。
2Rが始まってすぐ、連打をまとめた兄の右をもらって小柳津がロープに座り込むようになってダウンをとられる。右フックで2度目のダウン。兄は右ハイ、顔面前蹴り、ロープに詰めての左右連打。ここでレフェリーがストップした。
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▼第13試合 KROSS×OVER GIRLS KICK FLYWEIGHT(-50.8kg) FIGHT 2分3R〇小山美咲(BRING IT ONパラエストラAKK)判定3-0×森井ミキ(Club TOSHI)
1R、パンチで前に出る小山にサウスポーの森井はサイドキックから打ち合う。森井の左ストレート、左フックをもらいながらも下がらず右ロー、左ハイを蹴り、右インローから左右フックの小山。森井も負けじと足を止めて打ち合う。
2R、小山は左右フックの連打、森井もこれに打ち合う。両者譲らない展開に。
3R、さらに左右フック連打で前に出る小山に森井はサイドキック。ワンツーを当てて離れ、前蹴りを打つ小山に森井の手数が減り、小山がパンチとヒザ蹴りで最後は畳みかけた。
判定3-0で小山が勝利、ラウンドガールと抱き合って勝利を喜んだ。
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▼第12試合 KROSS×OVER PRO-GIRLS KICK -58kg FIGHT 2分3R〇亀井美子(スポーツジム67`s)判定3-0×うらら(レンジャージム)
1R、亀井はワンツーから左フック、うららが攻めあぐねていると右フックをクリーンヒットさせた。
2R、亀井がワンツーから右ミドル、前蹴りと一方的に攻め、うららは流血。ジャブとワンツーで近付けないうららへ亀井が連打をまとめる。
3R、右ストレートがクリーンヒット、ジャブ、右ミドル、前蹴りと一方的に当てる亀井。うららは左右フックで前へ出ていくが亀井の前蹴りで当たらず、さらに右ストレートをもらって後退。
判定3-0で亀井の勝利。
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▼第11試合 KROSS×OVER PRO-KICK -62.5kg FIGHT 3分3R〇鳰 翼(KSRジム)判定3-0×北原有起(K-1ジム五反田/K-1カレッジ2024年65kg王者)
1R、ジャブを打つ北原にサウスポーの鳰は左ストレートを打ち込む。鳰は右足を相手の左足に引っかけてバランスを崩しての左のパンチも見せる。
2Rが始まってすぐ、ジャブ連打からショートの左で北原が後方へ倒れ、ダウンとなる。北原はジャブを突いていくが鳰の左ミドル、左ボディストレート、左ストレートをもらう。
3R、北原が入ってくるところに左ストレートを合わせて2度目のダウンを奪う鳰。左ハイから左ストレート、左ミドルから左ストレートと上下に揺さぶる鳰。北原は逆転を狙ってパンチで詰めて行くが有効打は奪えない。ヒザ蹴りに行くと鳰の左フックをもらう。最後は打ち合いになってここでも鳰が左ストレートをヒット。
2度のダウンを奪った鳰が判定3-0で勝利。
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▼第10試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERBANTAMWEIGHT(-55kg)FIGHT 3分3R〇土谷哲星(バンゲリングベイ・スピリット)判定3-0×ミツル(AX GYM)
1R、距離を詰めてパンチと右ローでアグレッシブに攻めるミツルだが、土屋の左右フックや前蹴りをもらう。
2R、右ローを蹴るミツルに土屋は前蹴りと右ストレート。土屋がコーナーへ追い込んでの連打を見せるが、ミツルも反撃。前蹴り連打でミツルを突き放す土屋にミツルが右ロー。
3R、ミツルが前に出て攻めたかと思えば、その攻撃をしのいだ土屋が今度は前に出る。前蹴りを連打する土屋はパンチも当てる。最後は接近戦となり、両者パンチを打ち合った。
判定3-0で土屋が勝利した。
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▼ 第9試合 KROSS×OVER PRO-KICK BANTAMWEIGHT(-53kg)FIGHT 3分3R×川野龍輝(クロスポイント吉祥寺)判定0-3 ※25-30、27-29、27-30〇彪羽(チーム小樽コンバット)
2月の『ONE Friday Fights 96』でワン・ユハン(中国)相手に価値ある勝利を収め、戦績を7勝1敗とした川野が参戦。5戦5勝と負けなしの北海道が産んだ期待の新鋭・彪羽と対戦する。
川野は前日計量で体重超過、減点2からのスタートとなる。
1R、右カーフを蹴る川野に彪羽はワンツーで迎え撃つ。右カーフの蹴り合いが続く中、川野が近付いてくると連打をまとめる彪羽。前に出る川野だが先手をとるのは彪羽という展開が続く。
2Rも圧をかけて前へ出てワンツーを打つ川野に、彪羽は右ローと左インロー。右ストレート、左ボディを打つ川野だが動きが悪くスピードも遅い。彪羽が回り込みながらの左フック、右ローを当てていく。
3R、パンチからの飛びヒザを狙う川野だが当たらず、前に出るところで彪羽の右ローをもらう。彪羽はジャブ、左インロー、右ストレートと手数を出し、ヒットさせてすぐに回り込むヒット&アウェー。ガムシャラに前へ出る川野だが彪羽も譲らず、判定3-0で彪羽が勝利した。
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▼第8試合 KROSS×OVER KICK -63kg FIGHT 3分2R×安田貢志(ROAD MMA GYM)判定0-2〇N党太郎(リレイズ東京)
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▼第7試合 KROSS×OVER GIRLS KICK S クラス -57kg FIGHT 2分2R×グウェンドリン・ルジェフスキー(TARGET)判定0-3〇渋谷 茜(剛毅會・Inherit Oneness)