MMA
インタビュー

【RIZIN】衝撃の“54秒KO”日本拳法出身の木村柊也「あれだけ狙っていました。自分でもビックリしています」

2025/03/30 19:03
 2025年3月30日(日)あなぶきアリーナ香川『RIZIN.50』の第7試合RIZINフェザー級(66kg)5分3Rで、横山武司(Swells柔術ジム)を1Rわずか54秒でKOした木村柊也(BRAVE)が試合後インタビューに答えた。  木村は、父の通う道場について行くようになったのをきっかけに3歳から始めた日本拳法で、20年にわたり輝かしい功績を残す。明治大学在学中は体育会拳法部に所属し19年には全日本拳法個人選手権大会決勝で芳賀ビラル海に勝利し優勝。最年少の18歳、大学1年生での優勝は、同大学出身で現在プロレスラーの拳王以来、史上二人目の快挙となった。コロナ禍で2大会中止となるも、22年大会でも優勝し学生時代2連覇を達成。また全日本学生拳法個人選手権大会でも1年時より3連覇(20年は大会中止)。  日本拳法16年目で初の日本一となって以来MMAに挑戦して上を目指したいと考え、22歳よりMMAを開始。23年12月、GLADIATORで田口翔太を1R66秒、右ストレートでKOしプロデビュー戦を白星で飾った。その後もKO勝利を重ねMMA戦績は5戦全勝、全て初回KO。 RIZIN王座挑戦は2~3年後に ――試合を終えた感想は? 「想定通りでした。あれだけ狙っていました。組まれたらヤバいなってやつは感じたので、何回か今かって時があったんですけれど躊躇しちゃいましたね」 ――初めてRIZINで試合をした感想は? 「凄く気持ちよかったです」 ――大応援団が来ていて、勝利を飾れた嬉しさはリング上で叫び尽くしたか? 「まだ叫びたいです(笑)」 ――今後の展望は? 「強い相手と組まれると思うので、ここで勝ったとはいえ天狗にならずにまた練習を頑張ろうかなと思います」 ――横山選手が最初に蹴ってきたのは想定内? 「はい、想定内でした」 ――イマナリロールを切った後に近い間合いで打ったのは突きかフックか? 「右フックです」 ――「あれだけを狙っていた」というのは? 「その前に1回右ボディを一発入れてるんですけれど、同じ軌道で下から上っていうのをずっとやっていました」 ――今回も1分以内の決着だった。 「自分でもビックリしています」 ――寝技への恐怖は感じたか? 「ずっとありましたね。前手でお互い触り合った時点で恐怖もありました」 ――何が自分の方が優れていたと思うか? 「距離ですね。タックルに来させるってところ、打つぞってところを見せて相手が先にタックルに入ってきてくれるので切れるっていうのがあるので距離感です」 ――そこに絞っていた? 「BRAVEはレスラーが多いので。そこの駆け引きはいい練習が出来ていると思います」 ――RIZINのベルトは何年後くらいに獲りたい? 「2~3年後くらいですね。打撃も全然ですし、今回寝技の展開がなかったですけれど、もっともっと強化しないといけないのでまだまだやることばかりで、まだ届かないところにあるなって思います」 ――昔はテイクダウンに来た相手の後ろに回っていた。今回は回らなかったのは? 「自分が打撃を狙い打つのと、タックルに来ても切れる絶妙な距離にいたかったのでそういう意味でもあります」 ――今までは長い距離が多かったが至近距離も得意? 「至近距離は得意かもしれないです」 ――倒したパンチは狙い通り? 「完璧です。当たった瞬間に来たなって思いました」 ――日本拳法を広めていきたい気持ちがある? 「今の自分の強さがあるのは日本拳法のおかげなので、自分がやってきたことを広めたいのはあります」 ――今後はどういう相手とやりたい? 「特にないです。誰でもって感じです」 ――寝技の強い選手とか、ストライカーとかは? 「考えたことがないので。オファーが来たらやってるって感じなので」 ――今回の試合に関しては、相手がガードを取った時でもパウンドで削ろうとは考えていなかった? 「パウンドを打たないようにしていました」 ――最後にパウンドにいったのは相手の意識が飛んでいたから? 「はい、そうですね」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.337
2025年3月22日発売
表紙はさいたまSAで激突の武尊vs.ロッタン。全試合分析も掲載! MMAフェザー級特集ではクレベル&鈴木千裕の練習対談、シェイドゥラエフ独占インタビュー、バンタム級参戦のサバテロ、RIZIN柏木氏の日本MMAへの提言も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント