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【K-1】稲垣柊がヨードクンポンに挑戦、野杁正明の番狂わせに「力をもらいました」リベンジ&王座奪取を誓う

2025/03/26 22:03
 2025年5月31日(土)神奈川・横浜BUNTAI『K-1 BEYOND』の対戦カード発表記者会見が、3月26日(水)都内にて行われた。  K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者ヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)vs.挑戦者・稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)が決定。  ヨードクンポンはルンピニー、ラジャダムナンの2大スタジアムで活躍後、2014年からGLORYを主戦場にしてTOPKING WORLDSERIES 2018 -70kgトーナメントで優勝。2023年はタイで開催されたRWSの8名参加のウェルター級王座決定リーグ戦に出場し、ファイナルまで勝ち進んでいる。2024年9月の「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」に初来日すると1回戦と準決勝を左フックでKO勝ち、決勝で稲垣柊を判定に破り王座に就いた。2025年2月には鈴木勇人を左右フック連打で初回KO、初防衛に成功。戦績は103勝(29KO)38敗1分。身長176cm。29歳。オーソドックス。  稲垣は極真空手出身で少年時代に数々の大会で優勝・入賞を果たす。中学・高校はバレーボールで全国大会に出場するなど活躍。高校卒業後に格闘技に戻ると「格闘代理戦争」出演を経て2019年9月にプロデビュー。2023年1月・4月の王座決定トーナメントを制し、第9代Krushスーパー・ライト級王者に。11月には小嶋瑠久に判定勝ちで初防衛に成功すると、2024年4月に第3代K-1ライト級王者である林健太を破る番狂わせを起こした。9月の「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するもヨードクンポンに敗れた。2025年2月、佐々木大蔵に判定勝ち。戦績は15勝(7KO)2敗。  リベンジマッチが決まった稲垣は「ヨードクンポン選手は65kgで連勝している選手ですが、たくさんの皆様の応援をパワーに変えてリング上でぶっ飛ばしたいと思います」と宣言。  1度対戦している印象を聞かれると「オーソドックスの選手には凄く強いと思っていて。あと100何戦やっているだけあってベテランですよね。蹴りも重たかったけれど左フックを一番警戒します。難攻不落で今一番強い王者だと思ので最高の準備をして挑みたい」と評する。  2月の鈴木戦については「あの展開は予想していたので、そうなったんだなって思いましたね。ムエタイだけどパンチが強いなと感じました」と予想通りだったとし、自身の佐々木戦については「すぐ(ヨードクンポンと)やりたかったんですけれど、あの試合を挟んでよかったと思っていて。勝ちだけじゃないいろいろなものを得た感じです。メンタル的にも僕はダウンを獲られたことがあまりなかったので、冷静さをリング上で感じられましたし、改善点がもろに出た試合だったので本当に良かったと思います」といい経験を得られたという。  すぐに再戦したかったというのは「トーナメントだったので、お互い1回戦と2回戦のダメージもあったので、フラットの状態でやりたいと思っていました」との理由から。  再戦へ向けてどんな強化をしてきたかと聞かれると「K-1では首相撲がダメだけれどグレーゾーンでコカされたりして、大切さが分かって今は首相撲だったりいろいろ強化しているので楽しみにして欲しい。首相撲をやって体幹、身体が強くなったと実感しているし、首が強くなったので打たれ強くもなっているかなと思います」と、首相撲を始めとして様々なことを強化しているとした。  テーマを聞かれると「相手はムエタイなので今回は蹴り倒します」と、蹴りでKOしたいという。「9月の試合が終わってからいつでも再戦できるようにヨードクンポン選手のことを考えて来たので、9月から半年以上ずっと考えているので大丈夫です。KOも多いのでパンチが強いがゆえの穴もあると思うので、そこを突きたいです」と、前回の試合が終わってから打倒ヨードクンポンのことを考えてきたとし、攻略法も見えているようだ。  宮田充K-1プロデューサーからは「ドラマチックなタイトル奪取を目指して欲しい。先日のONEで野杁くんが素晴らしいKO勝ちを見せて、日本人がベルトを獲るにはあれくらいの野杁くんのような誰も文句がつけられない胸を打つような倒しっぷりを期待します。そうすれば稲垣くんの時代が来ると思います。先輩が大仕事をしたので、ああいう勇ましい、予想をひっくり返す、観客が総立ちになるような戦いを期待します」と、野杁のような勝ち方で王座を奪取して欲しいとの要望。  これに稲垣は「それは本当に思っていて、今連勝していて強い王者なので、ギリ判定で勝って世代交代は違うと思います。しっかり、いい内容で勝ってKrushのベルトと共に65kgを僕の階級にしたいと思っています」と応えた。  その野杁の試合を実際に見たか、と聞かれると「見ました。世間の下馬評をああいう形で覆して本当に凄いと思いましたし、力をもらいました。多くの選手が力をもらったと思います」と話した。  また、今大会ではさらに2つのタイトルマッチも決定している。 ▼K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ 3分3R延長1Rリュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/王者)ティアン・ターザン(オランダ/Luc Verheije Fight Club/挑戦者) ▼K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ 3分3R延長1Rオウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/王者)ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer/挑戦者)
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