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【K-1】本命・群馬の横山朋哉「勝って僕がK-1を引っ張って行く」「宮田、ふざけんな」、練馬の中島千博と松山勇汰は準決勝での対戦を誓い合う

2025/03/26 21:03
 2025年5月31日(土)神奈川・横浜BUNTAI『K-1 BEYOND』の対戦カード発表記者会見が、3月26日(水)都内にて行われた。  今大会で行われることが発表されていた「第6代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」の出場選手とトーナメント組み合わせが決定。  宮田充K-1プロデューサーは「外国人が強豪揃いで、候補を並べたらトーナメントが3つできるくらい候補が集まった中で8人となりました。当初日本人の選手は2枠と考えていたんですが、レオナ・ペタス選手から松山選手と2人でと申し出があって、よく考えた結果、将来性を買って松山選手3人目に入ってもらいました」と厳選された8名だと説明。  本命と紹介されたKrushスーパー・フェザー級王者の横山朋哉(リーブルロア)は「K-1王者になるための試合を宮田さんが組んでくれたので、僕のためのトーナメントだと思う。ここは勝たないといけないと思っているので、勝って僕がK-1を引っ張っていきます」と宣言。  当初は第3代K-1 WORLD GPフェザー級王者の江川優生が候補にあがっていたが、復帰まで時間がかかるとのことで同じPOWER OF DREAM所属で第10代Krushスーパー・フェザー級王者の中島千博(POWER OF DREAM)が抜擢された。中島は「選ばれて嬉しい。僕の目標は1回戦と準決勝を突破して横山選手とは1勝1敗なので。しっかり決着を付けたい。江川選手に出て欲しかったとファンも思っているでしょうが、僕はしっかり勝ってここへ来たので優生くんの気持ちも背負って王者になりたい」との意気込み。  レオナ・ペタスの推薦を受け、トーナメントに出場することになった松山勇汰(ALONZA ABLAZE)は「当初は2人ってことで出られる立場じゃなかったと思いますが、チャンスをもらったのでしっかりモノにして、レオナさんの巻いていたベルトなので因縁あるパラ(レミー・パラはレオナから勝利している)に勝って準決勝・決勝も勝ってベルトを巻きたいと思います」と、前王者レオナの跡を自分が継ぎたいと語った。  以下、会見での質疑応答。 [nextpage] 横山「野生の本能」中島「トーナメント経験」松山「スピード」 ――1回戦の対戦相手の印象と、決勝では誰と当たりたい? 横山「(イゴール・ベクレフは)いい選手だなっていうのと、ONEで2勝2KOしていて無敗でKO率も高い選手なので、一発があるのかなって感じはするけれど、いい選手を1回戦から外国人の強い選手を用意していただいたので、僕が目指していた世界を用意してくれたので一人一人倒すだけ。1回戦も倒すだけです。決勝は、僕は中島選手が普通に上がってくるのかな、と。もしくはパラが上がって来ると思っています。どちらにしろ目の前の敵を倒すだけなので誰でもいいです」 中島「(アリ・ラーマリは)180cmくらいでサウスポーで19歳で凄いなと思います。海外の舞台で経験を積んで力も強いと思いますし、スペイン系の選手はガンガン来る印象なのでその勢いに飲まれなうようにって感じです。強い若手でガンガン来ると思うので、31歳の僕が止めてしっかりKO勝ちしたい。決勝はもちろん横山選手、1勝1敗なのでやりたい選手です。準決勝はパラも強いけれど、僕としては松山選手が同じ練馬区出身で空手が同じだったので、小学校の頃から同じ体育館で練習したり、国際大会で優勝したのを見たことがあって、まさかK-1の舞台で年の差がある松山選手と戦えるとは思っていなかった。なので準決勝は松山選手と戦って決勝で横山選手と戦いたいです」 松山「レミー・パラはレオナさんともやっているし、朝久選手ともやっているので強いと分かっています。去年はほとんど勝っていて勢いがハンパない。でも自分は対策を練って勝つ自信があるので、パラ勝利の予想が多いと思いますが、そこをひっくり返せる自信があります。中島選手に言ってもらったように空手の大先輩で、練習を見てもらったり教えてもらっていた立場だったので、同じ階級で戦うのが少し何とも言えない気持ちですが、1回戦を上がって来ると思うので僕も勝って盛り上げる試合をして、決勝は横山選手に負けているので横山選手と戦いたいです」 ――中島選手が前回の試合(チンギス・アラゾフ推薦のダニール・エルモリンカに延長戦で判定勝ち)で得たものは? 中島「あの試合は頑丈で強かった印象です。今回も出てくるんじゃ無いかなと思っていました。あの試合で得たのは、普通に勝つだけじゃネットの評価は厳しいので、大きくて強い選手をKOしないといけないと学びました。まず僕の進化が問われると思います」 ――ファイターとして松山選手の評価は? 中島「見た通り、小さい頃からやってきてKrushの舞台、K-1の舞台に来たんだって見ていて。試合も見ていたし、応援もしていました」 ――松山選手はレオナ選手の敵討ちもある? 松山「もちろんですが、僕は試合としてはパラが勝ったけれど実際はレオナさんの方が強いと思っているので、ここに勝ってレオナさんが持っていたベルトを自分が巻くにふさわしいというのを示せるのではないかと思うので、そこまでレオナさんのためとは意識してないです」 ――レオナ選手がトーナメントに入っていないのはどう思った? 松山「ビックリしたというのが正直な感想。あれは何も決まってない状態での発言だったのでどうなるか分からない中で出たい思いがあって。レオナさんが出ずに自分が出るのがビックリです。レオナさんの分までベルトを巻きたいと思います」 ――RibelLion(K-1反乱軍)としてはどういう想い? 松山「個人個人の考えでやっているのでみんなとしてはないですけれど、僕がベルトを獲ることが反乱軍としてもK-1としても新しい波を巻き起こせると思います」 ――横山選手へのリベンジの想いは? 松山「こんなに早くチャンスが来るとは思っていなかったので、強敵を挟むので簡単にたどり着けないですが、期間的には最短でやれるチャンスが来ているので、トップの実力を肌で感じたので次はリベンジしたいと思います」 ――横山選手は1回戦から強敵との対戦を迎えたことをどう思う? 横山「僕、全然知らなかったんですけれど強いと聞いて。ONEで2KOしていた。立ち技で世界最強と言われているONEの選手がK-1に来るのが嬉しくて。僕はいろいろな選手がONEに行く中で、強い選手をK-1に呼びたいと思っていて。それが来てきてくれるのが嬉しい。倒すことでK-1の価値も上がると思う。強い選手と戦えることにワクワクしています。どれだけ強いのか。誰とやろうがみんな強い選手なので、強豪全員倒していったら一番になれるのでどのみちやるなら1回戦からやっても変わらないので倒します」 ――レオナ選手がトーナメントに入っていないことをどう思う? 横山「特に何も思わないです。入ってるかと思ったが入っていないので。それを相手にしている暇があったら1分1秒でも強くなるために練習したいので、強くなるために頑張っていきたいと思います」 ――レオナ選手からSNSで批判があったが? 横山「別に何とも思わないです。やるかなと思ったけれどやらないとなったので、もう興味ないです。今はこのトーナメントを勝ち上がることしか考えてないです」 ――RibelLionはどう思う? 横山「それも特に何も思わない。盛り上げるためにやってると思うので好きにやっていてって感じです。僕は違う形で盛り上げたいと思っていて、それについて来てくれる人たちとK-1を盛り上げていきたい」 ――当初は自分以外、全員外国人でいいとアピールしていたが、今回のトーナメントを見てどう思ったか? 横山「ふざけんな! と思いましたね。宮田、ふざけんなと。でもブロックを見て分かるように僕のトーナメントは外国人が揃っているし、上がってくる選手は強いと思っています。強いから上がってくるのでそのために3人倒さないといけない。僕のブロックで強い外国人3人を選んでいただいたのは嬉しいし、ワクワクしています。そこで倒して優勝して、ガツンと言わせたいですね」 ――このトーナメントで誰にも負けない、自分の一番の武器は? 横山「これまでずっとK-1王者になりたいと思って努力してきたし、そのために勝ち上がってきたのでベルトに対する想いは強い。あとは野生の本能ですかね。あとはイケメンでもないし、面白くもないので(笑)」 中島「空手時代に何度もやってきたトーナメントなので、その部分では優っていると思います」 松山「自分の武器はスピード。スピードは自信あります。あと外国人のプロフィールを見ると背の高い選手が多くて。今までは自分が大きくて相手の背が低いので距離の取り合いが大事だったんですが、中島選手の相手は180cm近いし、パラも自分と一緒くらい。だから距離感が同じで逆にやりやすいのかなと思っています」 [nextpage] ■イゴール・ベクレフのコメント(※会見は欠席) 「K-1、そして日本のキックボクシングファンの皆さん、こんにちは。この機会をとても楽しみにしています。自分のすべてを見せたいと思います。伝説のクズバスチームがK-1に乗り込んできます。リングでお会いしましょう!」 ■ホァン・シュアイルーのコメント(※会見は欠席) 「みなさんこんにちは。私は中国のホワイトシャークファイトクラブのホァン・シュアイルーです。5月31日、日本で開催されるK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座決定トーナメントに出場します。今回の対戦相手はオランダのマシュー・ダールマン選手に決定しました。私はこの大会への出場をずっと待っていました。私にとって始めての日本での試合になりますが、相手が誰であろうと、K-1のチャンピオンベルトを勝ち取るというこの決意は誰にも阻止できません!ファンの皆さんどうぞ私に期待していください。皆さん、日本の横浜で会いましょう!」 ■マシュー・ダールマンのコメント(※会見は欠席) 「こんにちは、みなさん。オランダ出身でヘマーズジム所属のマシュー・ダールマンです。K-1という素晴らしい舞台で戦えることをとても嬉しく思っています。多くの有名選手たちが戦ってきたこのリングに、自分も立てることを光栄に思います。エンターテインメント満載かつテクニカルな展開、お見せできる試合になること間違いありません。ぜひ会場で応援してください。それでは、すぐにお会いしましょう!押忍」 ■アリ・ラーマリのコメント(※会見は欠席) 「こんにちは、Team Jesus Cabello所属、20歳のアリ・ラーマリです。5月31日、自分がトップレベルの選手達と戦うK-1でお会いしましょう。自分の最高の技術を披露し、そしてチャンピオンになります。アリ・ラーマリ、この名前をしっかりと覚えていて下さい」 ■レミー・パラのコメント(※会見は欠席) 「また日本に戻れる事、K-1 60キロトーナメントに参戦できる事がとても嬉しいです。ファンの皆さん、是非5月31日横浜BUNTAIに応援にきて下さい。必ず勝つ事を約束します。会えるのを楽しみにしています」
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