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【DEEP JEWELS】須田萌里が浜崎朱加にチョーク極めて失神一本勝ち! 東よう子がMANAをパウンドアウト、青野ひかるが彩綺を組み伏せる、山﨑桃子がジャカ季美香に判定勝ち、古林礼名がちびさいKYOKAを完封、あきぴが涙の初勝利、JTTせりなに一本勝ち

2025/03/23 17:03

▼DEEP JEWELS ストロー級 3分2R アマチュアSルール
×せりな(JAPAN TOP TEAM)51.80kg
[1R 1分01秒 リアネイキドチョーク]

〇あきぴ(ABLAZE八王子)51.05kg

 あきぴ(ABLAZE八王子)と対戦予定だった須山ゆな(Roys GYM)が練習中の怪我で欠場。
せりな(JAPAN TOP TEAM)が緊急出場で、あきぴと対戦することになった。柔術ベースのあきぴと空手ベースのせりなのアマチュア(3分2R)戦となる。

 フルコンタクト空手出身のせりなは、左ヒザの内側半月板損傷の大怪我から2024年3月の『DEEP JEWELS 44』で復帰。キックルールで島村優花(KRAZY BEE 越谷)と対戦し、得意の極真キックを駆使してパンチと蹴りを的確に当てて判定勝ちしたものの、島村のバックブローを受けて右目を大きく腫らす形となっていた。

 今回は1年ぶりの再起戦で、MMAに挑戦となる。初のオープンフィンガーグローブでの試合に、せりなは自身のYouTubeで、「以前はMMAの練習は男の選手ばかりだったけど、最近、伊澤星花選手とかすごい女子の選手が加わって、その動きを見ていたらやっぱり面白そうやな、かっこいいな、自分もこんな風になりたいなって思っていて。(朝倉)未来君、ヒロ君(佐々木大)にも相談したんですけど『いいんじゃない? アマチュアだし、やってみたら?』と言われて」と、MMAデビューを決意。

 ストロー級(52.2kg)は「水抜きだけでいける」といい、「寝技の練習は2カ月ぐらい」集中して行い、現在は3部練習を行っている。

 柔術ベースのあきぴは、2024年11月にアマチュアSルールでJTTの吉川桃加を相手にMMAを戦い、2R TKO負けも打ち合いに応じるガッツを見せた。対戦相手のあきぴについてせりなは「柔術家で、前回も鼻血が出ててもすごい前に来る。気持ち根性がすごかった。いい選手だと思う」と印象を語る。

 2023年年末に入籍した夫のDEEPウェルター級・佐々木大(JAPAN TOP TEAM)も4月13日の『DEEP TOKYO IMPACT 2025 2nd ROUND』で高鍋明大(FIGHTER'S FLOW)との試合を控えており、「ヒロくんが4月13日に試合があるんで、先に勝っていい流れでバトンを渡せたらいいといいなと思ってる」と意気込みを語った。

 そして、最後には「ちょっと(MMAの試合に出るのが)早いんじゃないか、みたいにも思うんですけど、勝ってみんなに報告したいことがあって、それも(今回、試合するのに)めっちゃデカかった」と、MMA初勝利で、ファンに報告したいことがあると語っている。

 せりなとあきぴ、アマチュアながらどちらがMMA初白星を掴むか。

せりな「『朝倉未来チャレンジ』二期生のせりなです。明日はMMAデビュー戦なんですけど、練習してきた成果を出せるように頑張るので、応援よろしくお願いします」

あきぴ「急遽試合を受けてくれたせりな選手ありがとうございます。前回負けてしまいましたが、今回は勝てるように精一杯頑張るので、応援よろしくお願いします」

 1R、いきなり間合いを詰めたあきぴは、せりなに打撃を出させずに押し込み両差し。背中にケージをつけてクラッチを切ったせりなだが、あきはダブルレッグテイクダウンから両足を束ねてマウントへ。

 せりなが背中を見せて立つところにバックを奪い、送り手もコントロールしてリアネイキドチョークでタップを奪った。あきぴは涙の初勝利。せりなも悔し泣き。両者号泣の第1試合となった。

 教科書通りのMMAの組み技・柔術の寝技を試合で練習通りにやってみせたところにあきぴの努力が見える一本勝ち。不良先輩の手を借りて立ち上がり、勝利者トロフィーを抱えると、涙を流しながら「まだ始めたばかりですけどプロ目指して頑張っているので応援よろしくお願いします」と語った。

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