キックボクシング
レポート

【ONE FF】KNOCK OUTのホープ柿﨑瑠がスプリット判定に「えっ?」悔しいプロ初黒星を喫する

2025/03/22 00:03
ONE Friday Fights 1012025年3月21日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信▼第5試合 55.33kg契約 キックボクシング3分3R〇エンゾ・クラリス(フランス/Team Mehdi Zatout)判定2-1×柿﨑 瑠(クロスポイント大泉)  柿﨑は乙津陸に続くクロスポイント大泉のホープで19歳。2022年11月にKNOCK OUTでプロデビュー以来、10勝(5KO)無敗。2024年10月の『ONE Friday Fights 82』に初参戦すると、ルー・イーフーに苦戦するも最後はアウトボクシングでしっかりポイントを取り判定勝ちした。  クラリスは21歳、174cmのフランス人選手。2025年2月に『ONE Friday Fights 96』で初参戦、マキシム・コンベッツに判定負けした。今回が柿﨑と同じくONE2戦目。  1R、右カーフを狙い撃ちしていく柿﨑にクラリスはワンツーを打って行く。徹底しての右カーフから柿﨑が3連打、クラリスも右ストレートを返す。左右フックから右ローのクラリス、柿﨑は左三日月も蹴る。 クラリスのワンツーを上体を動かしてかわし、右カーフを蹴る柿﨑。クラリスは右ストレートを当てて前へ出ると右フック、柿﨑をロープに詰めるとコンビネーションパンチも柿﨑が右を打って離れる。  2R、クラリスはワンツーからの右ローというコンビネーションをスピーディーに何度も繰り出す。一気にスピードと手数を上げてきたクラリスはボディも打つ。柿﨑はガードを固めて右カーフからワンツー。柿﨑のヒザにクラリスもヒザを返す。 クラリスの右に柿﨑が右のカウンターをヒット。右クロスも当てる。クラリスもワンツー。クラリスのワンツー・右ローがたびたび決まり、手数でクラリスが優勢か。  勝負の3R。柿﨑は前蹴りと右カーフ、クラリスもワンツーと右ロー、前蹴りを放って行く。柿﨑の右カーフに左足の動きが悪くなるクラリスはスイッチもする。追い足が鈍ったクラリスに柿﨑は距離を保って右ミドル、右ストレート、左ミドル。 柿﨑の左ミドルが強烈に何度も決まる。クラリスが追ってくると右ストレートのカウンター。左ミドルを蹴ってから左右連打、さらに右クロスでクラリスを下がらせる。最後には右ストレート、左フックもヒットさせ、バックキックを見せて試合終了。  勝利を確信した柿﨑は笑顔で左手を上げてアピール。しかし、判定はスプリットでクラリスが勝利。「えっ?」という表情の柿﨑だったが、クラリスを称えた。柿﨑はプロ初黒星を喫した。
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