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【ONE】スーパーレックが規格外195cm長身越えに自信あり「テクニカルに行くかアグレッシブに行くかは試合での動きを見て決める。一番重要」

2025/03/20 21:03
 2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナ『ONE 172: TAKERU vs. RODTANG』(U-NEXTで独占PPVライブ配信)に出場する選手の個別インタビューが、19日(水)都内にて行われた。  第12試合のONEバンタム級(65.8kg)ムエタイ世界王座統一戦3分5Rで、暫定王者ナビル・アナン(アルジェリア/タイ)と対戦する正規王者スーパーレック・ギャットムー9(タイ)が出席。  当日は都内に雪が降る寒さだったが、スーパーレックはTシャツにハーフパンツで現れ「寒いの? 知らなかった。外に出ていないから」と笑う。  改めてアナンの印象を聞かれると「全体的にいい選手だね。成長が物凄く早い。自分に自信を持っているファイターだ」と評する。  2023年6月の初対決では1R2分3秒、スーパーレックが右ボディストレートでKO勝ちしているが、その後のアナンは6連勝。初対決時と今ではかなり違うのではと問われると「前回のナビル戦と今回のナビル戦で大きな違いは出て来ないと思う。ただ、フライ級からバンタム級に上げての試合になるのでパワーは増していると思うけれど僕も自信はある。そんなに違いはないよ」と、前回と変わらないという。  アナンの長い手足を掻い潜って中に入って戦うつもりかとの質問には「リーチの差は不利と言われるけれど、その不利なのをカウンター出来る準備を十分にしてきた。テクニカルに行くかアグレッシブに行くかは試合での動きを見て決める。一番重要なことは試合をリードすることだからね」と、主導権を握る戦いをするとした。  自身のSNSには台に乗ってミットを持っている相手にジャンプしてパンチを打つ練習の動画をあげていたが、「あれはもちろんふざけてやっていただけだよ(笑)。でもある意味、ナビルの顔にどういう風にリーチ出るかという試しでもあった」とする。  話を聞いていると顔にパンチが届かなくても倒す方法はいくらでもあるという感じだが、と聞かれると「顔にリーチは出来ると思う。他にも勝つために準備をしていることがあるよ。最終的にはどのタイミングでKO出来るチャンスを見つけられるかだと思う」と、攻略法は複数あるとし、KO出来るタイミングを見定めることが大事だと話す。 「相手の背が高いのは問題ない。自分が小さいことも大きいことも文句言えないから言ってもしょうがないしね」  現在フライ級キックボクシング王座とバンタム級ムエタイ王座の階級が違う二冠を保持しているスーパーレックだが、武尊との再戦を前にバンタム級に上げる可能性は「完全にバンタム級に上げるつもりはない。防衛戦のためにいつでもフライ級に戻ってくる」と、しばらくは2階級を股にかけて戦うつもりだとする。  今大会のメインで行われる武尊vs.ロッタンについては「防衛戦をするのはどっちが相手でも全然問題ない。勝った方には純粋におめでとうと言いたい。どちらが勝っても防衛戦を出来る準備は出来ている」と、勝った方といつでも戦うとした。  また、所属ジムのギャットムー9が閉鎖されることになり、「この試合からスーパーレックムエタイジムに変える。これはギャットムー9のオーナーにも伝えた。自分のジムの生徒からも『どこで練習しているの?』と聞かれるので」と、今回の試合からスーパーレック・スーパーレックムエタイジムになるという。  同門のGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルン・ギャットムー9とは連絡を取り合うことはあるのか、と聞かれると「連絡をとるも何も彼は従兄弟だからね。ペットパノムルンは僕の従兄弟でトレーニングパートナーのファーサイの弟なんだ」と明かした。
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