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レポート

【UFC】RTU優勝のユ・スヨンが二階級下げてきたAJ・カニンガムを寝技で完封、フルマークの判定勝ち

2025/03/16 07:03
 2025年3月15日(日本時間16日)米国ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXにて、『UFC Fight Night: Vettori vs. Dolidze 2』(U-NEXT配信)が開催されている。 ▼フェザー級 5分3R〇ユ・スヨン(韓国)15勝3敗(UFC2勝0敗)136lbs/61.69kg[判定3-0] ※30-27×3AJ・カニンガム(米国)11勝5敗(UFC0勝2敗) 136lbs/61.69kg 『Road To UFC』シーズン3バンタム級優勝のスヨン。韓国最年少の24歳でBJJ黒帯を巻いたグラップラーだ。DEEP&ブラックコンバットのバンタム級王者で、Road To UFC出場を機に返上した。DEEPでは2023年に当時の王者・石司晃一と、DEPP&ブラックコンバットのダブルタイトル戦で対戦し、1RパウンドでKO勝ちして2団体の王座を獲得。BlackCombatでのキム・ミンウ戦のNCを経て、Road to UFCでは一回戦で野瀬翔平と対戦。RIZINでは瀧澤謙太を圧倒した野瀬相手にグラップリングゲームで上回っての判定勝ち。決勝ではパンクラス王者・透暉鷹を下して勝ち上がってきた中国のバーエゴン・ジェライスーにテイクダウンから攻めて判定勝ち。UFCとの契約を決めた。29歳でMMA14勝3敗2NC。  カニングハムは2024年3月に、ファイトウィークに入ってからの欠場選手の代役として緊急UFCデビュー。いきなり階級上のライト級でUFC3勝0敗1分けのルドビド・クラインと対戦することになり、打撃で果敢に攻めるも、腹を効かされて前蹴りで嫌倒れして判定負け。昨年、本来のフェザー級で試合が組まれていたが負傷欠場。今回はさらに階級を落としてキャリア初のバンタムでの試合となる。30歳。  1R、両者オーソドックス。カニングハムが前蹴り、ジャブで牽制するが、まだ間合いが遠い。インローを蹴ったスヨンにカニングハムがワンツーを返す。詰めてきたカニングハムに右オーバーハンドをヒットさせるスヨン。カニングハムがローをヒットさせるが、スヨンの右オーバーハンドがヒットし一瞬バランスを崩す。スイッチして間合いを詰めるカニングハム。ケージに詰めてパンチの3連打をヒット。スヨンタックル。ダブルレッグで抱え上げてテイクダウン成功。  バタフライガードから体を起こすカニングハム。ガードに入るスヨンに三角を狙ったが、スヨンが足をサバいてハーフに。また上体を起こしたカニングハム。立ち上がるが、スヨンシングルレッグで倒すと、起き上がろうとするカニングハムを押し倒してマウントに。ハーフに戻したカニングハム。バックに回りパウンドを入れるスヨン。カニングハムが背中を向けて立ち上がるとまたテイクダウンを狙う。カニングハムが再び立ち上がったところで1R終了。  1Rはスヨンがグラウンドでコントロールする展開に。  2R、カニングハムが右ハイ。かわしたスヨン。パンチからシングルレッグを狙ったスヨンだが切られた。詰めるカニングハム。ケージを背負うスヨン。パンチで出て組み付くと足をかけて倒そうとする。倒せず離れた。スヨンの右オーバーハンドがカニングハムの顔面にヒット。カニングハムのバックスピンキックはかいくぐってかわしたスヨン。組み付いていくスヨンを引き剥がしパンチを入れたカニングハム。  スヨンはシングルレッグへ。倒されたがすぐに立ち上がるカニングハム。しかしスヨンはクラッチを放さず小外で足をかけてテイクダウンすると押さえ込む。ガードを取るカニングハム。下から三角。クラッチしたが手が抜けかけている。極まっていないと右手を振ってから鉄槌を落として抵抗すると首を抜いて外したスヨン。また下から三角を狙うカニングハム。2R終了。  2Rもグラウンドでコントロールしたスヨンだが、三角絞めが入りかける危ない場面もあった。  3R、間合いを詰めるカニングハムにスヨンの右がヒット。前に出ているカニングハムだが手が出ていない。ステップで距離を取るスヨン。飛び込んで左を打ち込んだ。スヨンシングルレッグへ。軸足を刈って倒すと、倒れ込みながらサイドに出る。すぐにマウントに移行したスヨン。ハーフに戻したカニングハム。体を起こすカニングハムのバックに回るスヨン。向き直ろうとしたカニングハムに肩固め。ポイントをずらして外したカニングハムだが、スヨンが上をキープ。カニングハムは三角からオモプラッタを狙うが、逆サイドに出て解除するスヨン。背中を向けて立ったカニングハム。スイッチで返そうとするカニングハムだがスヨンが変えさせずに押さえ込んだ。タイムアップ。  判定3-0(30-27×3)でスヨンがフルマークの勝利。「ほとんどすべて戦略通りだった」と語った。
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