1Rに2度のダウンを奪われてしまった石井(右) 撮影/安村発
RWS
2025年3月8日(土)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼メインイベント 50.8kg契約 3分3R
×イッセイ・エクシンディコンジム(=石井一成/ウォーワンチャイプロモーション)
判定0-3 ※26-29×2、25-30
○ジョムホート・コースワンタット(タイ)
石井は打倒ムエタイを掲げタイで試合を重ねながら、2022年8月からK-1にも参戦。K-1バンタム級王座決定トーナメントに出場するなどトップクラスと試合を重ねてきたが、2023年12月の黒田斗真とのK-1 WORLD GP バンタム級タイトルマッチを最後にK-1との契約を解除。
2024年3月の『RWS』ではコンパヤックを相手に衝撃の初回KO勝ちを収めた。4月の『RWS JAPAN』では松田龍聖とドロー、7月のRWS JAPANではパントーに判定で敗れている。10月、約5年ぶりにスーパーフライ級から一階級下げてのフライ級でRWSに挑んだがペットバンライの首相撲地獄に捕まり判定負け。12月のRWSではラーチャンに判定勝ちで再起を遂げた。戦績は46勝(26KO)17敗4分。
ジョムホートは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王者、元7チャンネル同級&ライトフライ級王者。201勝45敗5分の戦績を持つ。2024年7月のRWS JAPANに来日し、吉成名高のラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王座に挑戦したが、ダウンを奪われ敗れている。
1R、インローを蹴り合う両者。石井はジリジリと前へ出て行くが、サウスポーのジョムホートが左ミドルを蹴ると大歓声が沸き起こる。続けて左ボディストレート。石井は左右フックで前へ出るがこれはかわされる。石井の右ローに左ヒジを合わせ、尻餅をつかせるジョムホートは左ボディストレートを多用する。石井も右ボディストレート、右フックで対抗。
ロープに詰めた石井が右ボディストレートを打った直後、ジョムホートの左ヒジでダウン。ジョムホートは一気に前へ出てきて左ミドルから左ボディストレート、左右フックでラッシュをかけ、左ヒジでダウンを追加。立ち上がった石井はゴングに救われた。オープンスコアは10-7×3。
2R、ジャブを突きながら前へ出る石井にジョムホートはフェイントをかけまくり、左ミドルを蹴る。左ボディストレートから組み付くジョムホート。さらに前蹴りで突き放し、右ストレートを放って来る石井に左ストレート。一発ヒットすると一気に前へ出てラッシュを仕掛けるジョムホート。石井が右ストレート、左フック、左ボディを放つとすかさず左ヒジを合わせに来る。石井の右ストレートにジョムホートが左ストレートを返すと大歓声が沸き起こる。OPスコアは10-9×2が石井、10-9がジョムホートと割れた。
3R、石井は右インロー、ジョムホートは左フック。前へ出て左ボディ、右ストレートを打つ石井だがジョムホートは目の良さを発揮してかわす。左ミドルを蹴るジョムホートはバックスピンエルボー。完全に逃げ切り態勢に入ったジョムホートを石井は追っていくが、ジョムホートは後ろ廻し蹴り、石井の蹴り足をキャッチしてコカそうとする。石井のパンチやヒジをよく見てかわし、左フック。石井も後ろ蹴りを繰り出して場内を沸かせたが試合終了。