ジュニア時代から活躍し、プロデビュー後も順風満帆の天才・安本(左)と苦労人・新人が対戦
2019年10月4日(金)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT×REBELS』の前日計量&記者会見が、3日(木)都内にて18:30より行われた。計量は全員が1度目でパスしている。
セミメイン(第7試合)のフェザー級(57kg)3分5Rで対戦する、REBELS-MUAYTHAIフェザー級&INNOVATIONスーパーバンタム級王者安本晴翔(橋本道場)は57.00kg、WBCムエタイ日本統一フェザー級王者・新人(=あらと/E.S.G KICK BOXING GYM)は56.85kgで計量をパス。
新人は「先月29日に誕生日を迎えて31歳になりました。31になって初めての試合なので、しっかり勝って31歳のいいスタートを切りたい」と話し、「自分の方が大きいが、そこまで身長差を感じませんでした。同じような距離でやれると感じるのでいい試合ができるのでは」と、計量時の安本を見て好試合を予感したという。
安本は「明日の試合はメインに先輩の橋本さんが出るので、メインにつなげられるいい試合ができたら…いや、一番いい試合をします」と、メインの橋本悟vs鈴木千裕を喰うような試合をすると言い放つ。新人の印象は「僕が今までやってきた中で一番背が高いと思いました。目は見れませんでした」と、背の高さが気になった様子。
それでも「たぶん悟さんの試合はパンチが凄いけれど、僕は蹴りがメイン…いや、何でもできるので、そこで僕の方がいい試合をするかなって思いました」と、あくまでも自分の方がいい試合になると先輩を前にして主張した。
14勝(5KO)1敗2分と好成績をマークしている安本に対し、新人はデビューから5年目で初戴冠、王者になってからも黒星が続くなど“苦労人”である。
「波に乗っていて強いなと思っている選手なので、そういう選手と試合ができること自体が嬉しいし、感謝しています。試合をやるからには負けたくないし、勝つのは当然なので勝ちにはこだわりたい。試合をやってみて嫌そうなポイントを突いて勝ちに行きます」と、安本の勢いをストップして見せると語った。