2025年4月6日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2025 vol.2』の対戦カード発表記者会見が、2月14日(金)都内にて行われた。
KNOCK OUT-BLACK -56.0kg契約3分3R延長1Rで、前田大尊(マイウェイジム)vs.福田拓海(クロスポイント大泉)が決定。
前田は小学1年生でキックボクシングを始め、アマチュアで4冠王に。プロでは2023年7月に一航からハイキックでダウンを奪っての勝利で名を挙げ、2024年2月にはWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座決定戦も行っている(判定負け)。「KICKBOXING JAPAN CUPスーパーバンタム級トーナメント」の1回戦では一航を返り討ち、12月の準決勝で壱・センチャイジムに敗れた。戦績は9勝(1KO)4敗の19歳。
福田は2021年第40回K-1アマチュアBクラス60kgトーナメント優勝、2022年KNOCK OUTアマチュア・アダルト60kトーナメント優勝を経て2022年8月にKNOCK OUTでデビュー。3連勝を飾ったが4戦目で祐輝にKO負け、6戦目で古木誠也の相手に抜擢されたがKO負けを喫した。前戦は2024年12月に遊羅に初回KO勝ち。5勝(3KO)2敗で2敗はいずれもKO負けという倒すか倒されるかのスタイル。
再起戦となる前田は「何としてもここは勝ちたい。皆さんに価値のある試合を提供して、ワクワク続々する試合をします」と威勢よくコメント。福田は「今年は55kgのベルトを必ず獲りに行きたいのでここは何としても勝ちます」と、こちらも必勝を宣言した。
互いの印象を聞かれると、前田は「身長がデカくてリーチもあるのでどう攻略するか考えるのが楽しみ」とし、福田は「若くて活きのある選手かなと思っています」とそれぞれを評す。
前田はKNOCK OUTを「KOボーナスとかあるので強さが夢につながる夢のある舞台だと思います」とし、福田は格上との対戦について「格闘技歴も僕の倍以上やっていると思うので、そういった意味では格上だと思っているのでしっかり練習して対戦に臨みたい」とした。
どういう勝ち方をしたいか、との問いに前田が「皆さんがワクワクする試合運び。KNOCK OUTとしてKOする勝ち方を探っていきたい。そのために練習していきたい」と答えると、福田は「ワクワクもしないで多分一発で終わると思います」と不敵な笑み。それに前田は「今は何とでも言えるので、僕は自分のことに集中して本番で見せるしかない」と返答した。
福田はどんな一発があるのかと聞かれると「見てれば分かると思います」としたが、前田は「じゃあ自分は“豪速球アッパー”でKOします」と謎の必殺技名をあげる。しかし、「アッパーは全然得意じゃないけれど、これからアッパーを極めていきます」と試合までに練習して身に着けると笑った。