▼第7試合 KNOCK OUT-BLACK -63.0kg契約 3分3R延長1R
〇般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺)
KO 2R 1分33秒 ※左フック
×丹羽圭介(TEAMニワールド)
般若は、かつてGLADIATOR武士道キックフェザー級王座の獲得歴を持ち、『RIZIN』にはキックルールで参戦、『巌流島』やラウェイルールにも挑戦したこともある異能派ファイター。2018年11月の『Krush.95』では伊藤健人から得意の左ストレートでダウンを奪い、判定勝利を飾っている。2021年9月のKNOCK OUTではApollo中山と大会ベストバウト級の激闘を演じた。2023年7月にはK-1グループとの対抗戦で山浦迅也を初回KO。2024年12月、KROSS×OVER認定KICKライト級タイトルマッチでテレカ∞に3RでTKO勝ちし、王座を奪取した。戦績は10勝(6KO)9敗5分。
丹羽は日本拳法を経てキックボクシングに転向し、2010年2月にプロデビュー。RISEで11連勝を飾るなど活躍後、フリーとなって様々なリングに参戦。2018年10月からはREBELSを主戦場にして、2019年4月に王座決定トーナメントを制してREBELS-BLACK 63kg級王者となった。8月のKNOCK OUTでは大月晴明を降したが、12月には勝次に敗れた。2020年2月の無法島GPでは古村匡平に判定で敗れ、まさかの1回戦敗退。8月の防衛戦ではバズーカ巧樹に王座を奪われ、12月も耀織にKO負け。2021年9月に般若との試合が組まれたが、丹羽の怪我により中止となっていた。今回3年5カ月ぶりの復帰戦がラストマッチとなる。戦績は20勝(2KO)11敗。
1R、サウスポーの般若が左ロー、丹羽は右インローと右前蹴り。互いにローを蹴り合う中、丹羽が左フックでダウンを奪う。一気にラッシュをかける丹羽だが、コーナーを背負った般若が右フックでダウンを奪い返す。般若が襲い掛かり、丹羽も右フックで迎え撃ち、般若の左フックで丹羽は崩れそうになるが般若に抱きついてダウンを逃れる。攻める般若に丹羽は必死の防戦。
2R、ローの蹴り合いと丹羽は前蹴り。般若は左ボディからの右フックをヒットさせると一気にラッシュ。右フックで丹羽がダウンする。フラフラの丹羽だが般若に左フック、ワンツー。最後は般若の前蹴りから飛び込んでの左フックがヒットし、丹羽がダウンしたところでレフェリーがストップ。般若がKOで丹羽に引導を渡した。
般若はマイクを持つと「去年の6月に負けて3連敗してさすがにちょっと…という気持ちになったんですけれど、先輩がもう1回やろうよって言ってくれて。2連続KOでベルト獲って今回で3連続KOです。いろいろきついことはあるけれど、自力で頑張って這い上がっていくところを見せていきたいです」と話す。
丹羽もマイクを持ち「4年ぶりにリングに帰ってきました。4年ぶりに関わらず300人以上の方が押しかけてくれてエネルギーを集めてくれてありがとうございます。格闘技を始めて20年くらい、プロとして15年やってきました。やってこなかったら見えなかった景色とか出会えなかった人たちとか、たくさんあります。いっぱい苦しいこととか、今も鼻が痛いですけれど痛みの先にこんな喜びがあると思うとまた頑張れます。これからも限りある命、みんなで燃やしていきましょう。格闘技最高、KNOCK OUT最高、みんな最高です。ありがとうございました」と語った。