キックボクシング
レポート

【ONE FF】陽勇が空手技を駆使して圧巻のTKO勝ちで無傷の10連勝、KNOCK OUTのホープ川野龍輝が初参戦初勝利で5連勝

2025/02/07 22:02

▼第2試合 キャッチウェイト ムエタイ 3分3R
×ワン・ユハン(中国)
判定0-3
〇川野龍輝(クロスポイント吉祥寺)


 川野はKNOCK OUTを主戦場とするホープで、KNOCK OUTアマチュア4階級王者、K-1アマチュアAクラス優勝、KROSS×OVER Aクラス優勝、NJKF2階級王者、Stand up Aクラス優勝とアマチュアで数々の実績を残して2023年12月にプロデビュー。3戦目で蒔・センチャイジムに初黒星を喫したが、その後は4連勝3連続KO勝利を飾っている(1RでKOが2回、2RでKOが1回)。ユハンは今回がONE初参戦。


 1R、ユハンは左ミドルからのパンチ、川野は右ローを主軸に攻める。手数を出すユハンに川野が右ストレートで下がらせる。左ミドルを蹴られると右ローを返す川野。右カーフにユハンは左ボディを返す。その左ボディを狙い撃ちにし、右ストレートも突き刺すユハン。


 川野は展開を変えようと後ろ蹴りを放つが、ユハンはどんどん前へ出て左右のミドルにワンツー。川野は両腕ブロックして右カーフを蹴っていく。ユハンは攻め疲れしたか、終盤は手数が減った。


 2R、川野は右ハイをガードの上から2発蹴っていく。ユハンは左ミドルを軸に右ストレート。川野は前蹴りで下がらせての右ハイ、左ボディからの右ハイ、さらには右飛びヒザからの右ハイを放つ。ユハンのガードを突き破るような右ストレートも。明らかに手数が減ったユハンだが左ボディは強い。川野は前へ出て与座キック(中足で蹴る)のような右インローを狙い撃ち。


 3R、川野はジャブから右ハイ、右ロー、右カーフ。両者ともかなり疲労が見えるが、川野は要所で右ハイを蹴り、与座キックの右インローを狙い撃ち。右ハイをどんどんガードの上から蹴っていく川野は右ストレートも打つ。最終ラウンドは両者とも手数がかなり減ったが、攻撃を出していたのは川野。


 判定は3-0で川野がONE初陣を勝利で飾った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント