2025年3月2日(日)東京ドームシティ・プリズムホールで開催される『BreakingDown 15』のオーディション動画が、CEOの朝倉未来YouTubeチャンネルにて1月30日から公開されている。
2月3日(月)に公開された第3弾には、2024年7月28日に開催された『超RIZIN.3』のメインイベントで、朝倉未来(ジャパントップチーム)を1R 2分18秒、TKOに下した平本蓮(剛毅會)がドーピングをしていたと、SNSで告発したMMAファイターの赤沢幸典がオーディションに登場した。
「初めまして、赤澤です。話したいことはもうみんな分かってると思うんですけど、去年の超RIZINの平本vs.朝倉選手の大会の時に僕が平本選手に対してステロイドの手助けをしてしまって。勝利した時すごく嬉しかったです、正直。平本選手とはずっと知り合ってて2年3年前から彼が負けた時からずっとやってきて、いつか朝倉未来を倒そうと2人で言っていたんで。それが叶った時に嬉しさと同時に、朝倉選手が負けてその時の顔や周りの人たちが泣いてる姿を見て、自分は本当に大きな過ちを犯してしまったんだなって心の底から反省してます。なんでこの場を借りて朝倉選手、本当にすいませんでした」と、その場で朝倉未来に土下座。
朝倉は赤沢の近くに行くと「全然大丈夫です」と、赤沢に頭を上げさせた。
続けて赤沢は「本当に朝倉選手がいなくなるっていうのは格闘技界にとって結構大きなことだと思うんで、僕はどっちに対しても裏切りをしたっていうことで僕は許されるべき立場ではないんですけど、けじめとして朝倉選手にもう1度謝罪したいって、直接謝罪したいって思いで今回来させていただきました」と、直接謝罪するためにこのオーディションに参加したという。
【写真】土下座して謝罪する赤沢に顔を上げさせる朝倉(C)朝倉未来YouTubeチャンネル 赤沢は涙を流しながら「平本に対してもずっと申し訳ない、自分が巻き込んでしまったっていうところ、そして朝倉選手に対しても思ってます。自分自身、海外に10年ぐらいいたのでそういうサプリメント的な感覚で使ってる人たちもちらほらいたりだとか、罪の意識がどんどん薄れてきたっていうのがあって。どっちも裏切るような、格闘技界を裏切るようなことをしてしまった、自分が捧げてたことに対して嘘をついてしまったってことが1番自分自身に対して悔しいなって思います」と話した。
溝口勇児BreakingDown COOは「彼も多くは語らないので僕も分からない部分っていっぱいあるんですけど、(平本と朝倉の再戦が)なんか後腐れのない試合になってもらえたら凄くいいなっていう風に思っています」と話し、朝倉にコメントを求める。
朝倉は「俺も次やり返すだけなんで。全然気にしてないので大丈夫です」と赤沢に言った。
ここで映像は終わっており、赤沢はBreakingDownに出場するわけでもなく、朝倉に謝罪するためだけにオーディションに出席した様子。平本に対しても申し訳ない気持ちがあるとするなど、謝罪の言葉以外のことは語らなかった。
赤沢が平本に薦めたとされるサプリについて、平本は使用しなかったと会見で否定。2024年9月に行われたRIZINの記者会見にて、ドラッグテスト(尿検査)の結果は平本と朝倉の両者が陰性だったことを発表している。また、今回の動画公開後、赤沢は「格闘技ファンの皆様、関係者の皆様本当に申し訳御座いませんでした」とSNSであらためて謝罪。そのポストを引用する形で平本蓮は「まずは今までの対戦相手に謝った方がいいと思います」と指摘している。