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【ONE】秋元皓貴、強打のMMAファイターであるジョン・リネカーに「穴が多いと思うのでカウンターを取ってKO出来れば」

2025/02/03 20:02
【ONE】秋元皓貴、強打のMMAファイターであるジョン・リネカーに「穴が多いと思うのでカウンターを取ってKO出来れば」

日本での試合は実に2019年ぶり以来となる秋元

 2025年3月23日(日)さいたまスーパーアリーナ『ONE 172: TAKERU vs. RODTANG』(U-NEXT配信)の追加対戦カード発表記者会見が、1月31日(金)都内にて行われた。

 バンタム級(-65.8kg)キックボクシング3分3Rで、秋元皓貴(EVOLVE MMA/POD)とジョン・リネカー(ブラジル)が対戦する。


 秋元は2019年1月からONEに参戦し、3月のヨゼフ・ラシリ戦でプロ初黒星を喫するも、その後は5連勝で2022年3月にカピタンを破りONEキックボクシング世界バンタム級王者に。2022年11月のペッタノン戦でスプリット判定負けし、王座を失ったが試合後ペッタノンに禁止薬物の陽性反応が認められたため、ペッタノンの王座は剥奪となっている。2024年5月、約1年半ぶりの試合となったウェイ・ルイ戦で判定負け。9月のイリアス・エナッシにも判定負けで3連敗中。

 リネカーは元UFCで元ONE世界バンタム級王者。2023年2月のファブリシオ・アンドラージとの再戦で4R TKO負け後、キム・ジェウォン、ステファン・ロマンに連勝も、2024年1月に青木真也に1R 一本負け。9月にONEムエタイルールに初挑戦するとエイサー・テン・パウを2Rに右フックでKOしてみせ、10月のアレクセイ・バリカ戦でも1RでKO勝ち。2025年1月にはクラップダムに挑み1Rに左アッパーでダウンを奪ったが、クラップラムの逆襲に判定負け。

 日本大会は2019年以来の出場となる秋元は「今大会出場できることを凄く嬉しく思っています。ただ、ここ3戦いい結果を出せていないんですけれど、毎日厳しい練習して確実に自分がまだまだ成長しているなと感じているので、今までの悔しい時間を全部取り戻せるような最高の結果を出したいと思います」と、逆襲を誓う。


 リネカーについては「MMAで王者になったり、直近だと3試合ムエタイで試合をしていて、どの試合もKOしたりダウンを取って勝っていて決定力の高い選手ですが、穴が多いと思うのでカウンターを取ってKO出来ればいいと思います」と、その強打は警戒しつつも穴が多いと分析。

 実は「昨年の日本大会でリネカーとMIXルールかMMAグローブでのボクシングマッチというオファーがあって、自分はキックボクシングという競技にプライドを持ってやりたいとその時はお断りしたんですけれど、まさかキックルールでその1年後にやるとは思っていなかったので、オファーが来た時はビックリしました」とのエピソードも。

「パワーもそうですし、当てる技術があるなと。ここ最近ムエタイをやっていて少しずつ打撃だけの選手に当てるのも上手くなってきていると思うので、そこはしっかり警戒しながら逆に自分が当てて倒せるような形になればいいと思います」」と、立ち技での試合に慣れている部分もあるが、倒して勝ちたいとした。

 今後については「もう一回ベルトを巻きたいのがありますし、そのためにここでいい勝ち方をしてアピールしたいと思っています。2月、カタールでバンタム級のキックボクシングタイトルマッチだったり、エナッシだったりが試合をするので、そいつらを一人ずつ倒しに行きたいと思います」ともう一度タイトルに近付いていきたいとする。

 また、国内団体のエースが集結する大会になったことには「各団体を代表する選手が集まっているのは凄いと思いますけれど、これで終わりではないので。ここをみんなで勝って、また日本大会で海外の強い選手と試合をするというのがこれからどんどん続いていけばいいなと思うので、まずは自分がしっかり勝っていきたいと思います」と、この大会を始まりにしたいと話した。

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