K-1 WORLD GPバンタム級王者・黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)が、王座を返上したことが発表された。
所属ジムより同選手が保持する王座返上の申し出があり、K-1実行委員会は2025年2月3日付でこれを受理したと発表。
K-1 WORLD GPバンタム級王座は、同日をもって空位となる。
【写真】2023年12月、石井一成とのライバル対決を制して以降はリングに上がっていない黒田(C)K-1 黒田は小学3年生で少林寺拳法を学び、その後キックボクシングを始める。しかし次第にドロップアウトし、格闘技から離れていた時期もあったが、兄・勇斗からの『お前と一緒に格闘技をやりたい』という手紙をきっかけに再び格闘技の道へ。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では圧倒的な強さで優勝を果たした。
2022年6月の『THE MATCH 2022』ではRISEの風音に延長戦の末に判定負けしたが、12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」で優勝し、初代王座に就いた。2023年6月には前評判の高かったラマダン・オンダッシュに判定勝ち。12月に石井一成の挑戦を判定3-0で退け、初防衛に成功して以降はリングに上がっていなかった。戦績は13勝(4KO)3敗1分。
黒田は1月4日に自身のSNSにて「今年は格闘家として1からやり直すつもりで攻めの1年にしたいと思います! とりあえず色んなこと言われてるので1日でも早くリングに戻って強さで周りを黙らします」と、復帰へ向けての意気込みを綴っていた。
そして今日、王座返上が発表されると「K-1のベルトには本当に感謝しかありません。次に進む為に決断したことなので、周りが何言おうが最後まで自分自身の中にある正義を貫き通そうと思います」と投稿している。