K-1グループを離れて最初の試合となる山田
2025年2月9日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2025 vol.1』(U-NEXT配信)にて、ぱんちゃん璃奈(フリー)とKNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級3分3R延長1Rで対戦する山田真子(GROOVY)のインタビューが主催者を通じて届いた。
山田はキックボクシングでJ-GIRLSアトム級王座、プロボクシングでWBO女子世界ミニフライ級王座に就き、キックボクシング6勝無敗2分、ボクシング7勝(2KO)無敗とパーフェクトレコードを残して引退。2019年11月に復帰して無敗記録を更新していたが、2021年3月のK-1でMIOにダウンを奪われプロ格闘家人生初の黒星を喫した。その後は外国人選手も含めて4連勝。2023年11月に「第4代Krush女子アトム級王座決定戦」が決まっていたが負傷欠場。今回が10カ月ぶりの試合となる。戦績は13勝1敗2分。
警戒するところは「ないです」
──昨年のカード発表会見ではかなりカマしてましたが、反響はどうでしたか?
「練習もあるし、仕事だったり、いろいろしなくちゃいけないことがありすぎてSNSとかも全然触ってなかったんで、世間の声とかを全く知らなくて。周りからの反響はけっこうよかったですけどね。でも、自分が本当に思ってることを素直に言っただけなんで。『相手がSNSで何か煽ってきてるよ』みたいなのも周りから聞きますけど」
──実際、会見の場ではぱんちゃん璃奈選手に対してどう感じましたか?
「何も感じなかったですね。やっぱりナメとるなというぐらいで」
──改めて、ファイターとしてのぱんちゃん選手はどういう印象ですか?
「手足が長い、ぐらいですかね。まあリーチがあるから、そこは警戒しないといけないかなとは思います」
──リーチ差もそうですし、身長差がありますよね。そこは気になりますか?
「もともと小っちゃい方なので、同じ階級でも大きい人とはやり慣れてるんで、いつも通りですね」
「あー、ないです」
──だとすると、デビューからずっとぱんちゃん選手が連勝できていたのはどうしてだと思いますか?
「どうして? そこは考えたことがないですね(笑)。何でなんですかね?」
──では、自分としてはどう勝とうと思っていますか?
「それは内緒です。中身は言えないけど、とりあえずぶっ倒します」
──やはり最後はパンチで倒したい?
「それは内緒です(笑)」
──分かりました(笑)。山田選手自身は、フリーになって最初の戦場が『KNOCK OUT』になりました。その理由は?
「タイミングですね。どこがいいというのは、自分ではあまり考えてなかったんですけど、今回はいいタイミングでお話をいただいたので、受けたっていう感じです」
「そうですね。選手としてやれる限りは、やっていきたいなと思ってます」
──そこでのモチベーションはどこにありますか? 選手によっては「たくさんベルトを獲りたい」とか、いろいろあると思うんですが。
「目標というよりは、サポートしてもらってる仲間とかスポンサーの方だったり、周りの人たちの応援が自分のモチベーションなってるんです。どこかのベルトを獲りたいとかは今はなくて、リングに上がって戦える限り、応援してもらってる限りは、ファイトで結果を出して応えるのが格闘家だと思ってるんで、そこですかね」
──これからは地元・福岡も含めていろんなリングに?
「そうですね。応援してくれる人はもちろん地元にもたくさんいるんですけど、中3ぐらいからずっと格闘家としてやってきて、東京にも応援してくれてる人はたくさんいるので、東京でも試合はできる限りしていきたいです」
──『KNOCK OUT』に出続けるかどうかも、この先次第という感じですか。
「はい。自分次第だとも思ってるし、自分が結果残せるか残せないかも先につながってくると思うんで、なおさらやっぱり目の前の試合しか、見てないっていう感じですかね」
──その中で、今までとは違う戦いを見せたいっていう部分もありますか?
「それはもちろん、あります。具体的にどうかは内緒ですけど(笑)」
──そして結果を出して、次につなぐというのが一番と。でもそういうのって、久しぶりなのでは?
「そうですね、久しぶりです。だから自分のモチベーションとか、会長の意気込みとかもいい感じなんで、すごくワクワクしてます」
──では最後に今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょうか?
「入場から退場するまで、1Rから3Rまで、最大限自分をアピールして、自分のペースに持っていけるようにしっかり頑張ろうと思うんで、そこを見てもらえたらと思います」