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【RIZIN】5月リヤド公式戦発表のライアン・ガルシア。安保瑠輝也との非公式戦は「とても強い契約、ライアンサイドがどう折り合いつけるか」(榊原CEO)

2025/02/01 08:02
 2025年1月31日、『RIZIN.50』(3月30日、あなぶきアリーナ香川)の追加カード発表会見に出席した榊原信行CEOが、会見後の囲み取材に応じ、延期と発表されているライアン・ガルシアと安保瑠輝也によるエキシビション・マッチの今後について語った。  当初、2024年大晦日の『RIZIN DECADE』第1部での対決が予定されていたガルシアと安保の試合だが、開催の約2週間前にガルシアが「練習中に手を負傷し」欠場。試合は「延期」とされていた。  しかし、5月にガルシアがニューヨークにて世界2階級制覇ロランド・ロメロ(米国)と復帰戦を行うことをサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣がSNSで発表。ガルシアが勝利すれば、10月にサウジでの試合も見込まれており、安保とのエキシビションマッチの実現が不安視されている。  ガルシアの動向について榊原CEOは、「実際(ガルシアは)サウジのリヤドシーズンと契約をして、元々ゴールデンボーイの公式戦に関しては2試合契約を持っているということだったんで、多分その2試合の契約が決まったんだと思います。ただ、我々はエキシでの非公式戦での契約を持っていて、それはとても強い契約なので、ライアンサイドがどう折り合いつけるのかということ」と、RIZINとの非公式戦の契約は生きており、強い効力を持つものだとした。  その上で、「正直揉めてもしょうがないんで、バランスよくどういった形でこの試合を実現するのか、安保サイドとも話をしてるところですね」と語った。  安保vs.ガルシアの実施時期に関しては、「ライアンのけがの回復も含めてだと思うんですけど、どこで公式戦をやって、その前に我々の安保戦をやってからにするのか。その辺のスケジュール感とか、ライアンのけがの回復を待ちながらになります」と未定とする。  既報通り、サウジアラビア政府直轄のプロジェクトで同国の総合娯楽庁が手掛けるリヤドシーズンは、潤沢な資金をMMAのみならず、ボクシングなどのビッグファイトにつぎ込んでいる。  榊原CEOは、「やっぱりライアンって今、ほんとうにペイパービュー(PPV)キングなんで、“エンターテイナーボクサー”というべきなのか、下世話な言葉で言うと“金になる選手”はいま(ジャーボンテイ・)デービスとライアンしかいない。PPVを売る、引っ張れる。ライアンのサスペンド(1年間出場停止処分)が解けるのは4月。5月以降で公式戦ができるので、いろいろみんなが画策して動き出している。そこでリヤドシーズンは契約した。(RIZINの契約と)どう折り合いつけるかは、これから話し合いかなと思っています。  ライアン自身は、RIZINに出るモチベーションは変わらず持っています。まあ持ってますけど、あの……金額だけで言うと、あの公式戦でサウジがとてつもないお金を払っているから、まあ当然、金に目がくらむっていうのはありだと思いますけど、まあでも契約は契約なんで。状況によっては絶対許さないんで徹底的にやってやるっていう感じですが、今はそんなことを声高に叫ぶつもりはなくて、ソフトランディングして共にいい形になればいいなと思っています」と、RIZINとの契約をガルシアサイドがいかに契約を履行するか、またはそれに代わる案を出せるか、着地点を見つけたいとした。  RIZINとしては『THE MATCH 2』での安保vs.ガルシアを諦めてはいないが、もしこのカードが2025年の下半期にズレ込むようであれば、それまでに安保には別の試合を組むという。 「もうこれ、いろんな契約上の条件をこれから戦わせての話になると思うんですけど、安保は『そこまで待ってられない』っていうのははっきり言ってるんで『THE MATCH 2』あたりでマッチアップすることになるんじゃないかなと思います」と、安保が次戦を東京ドームで戦う可能性を示唆した。
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