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【RISE】原口健飛とイ・ソンヒョンが再び世界トーナメントへ向けて対戦「ソンヒョンとしか出来ないアツい試合をして盛り上げたい」

2025/01/29 19:01
 2025年3月29日(土)東京・両国国技館『RISE ELDORADO 2025』の対戦カード発表記者会見が、1月29日(水)都内にて行われた。  スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで、原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)vs.イ・ソンヒョン(韓国/RAON)が決定。  原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビューし、2016年西日本新人王決定トーナメントで準決勝進出。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王者となり、翌年(2018年)のRoad to RIZINキックトーナメントで優勝。2020年1月にRISEライト級王座に就き、2020年10月には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で優勝。  2022年6月の『THE MATCH』では第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の山崎秀晃に2R0分33秒、TKO勝ち。2023年3月にはジェレミー・モンテーリョをKOしてISKA世界王座を獲得。GLORYのランカーや推薦選手を次々と撃破し、2024年7月にGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンとの3度目の対決に臨んだが、判定で敗れた。12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦でミゲール・トリンダーデに初のKO負け。戦績は26勝(17KO)5敗1分。 “コリアンモンスター“ソンヒョンは日本ではRISEで活躍。世界を股にかけて戦い、世界の70kgのトップファイターを次々と撃破し、2019年7月には松倉信太郎と第4代RISEミドル級王座決定戦を争い、第2代ライト級王座に続いての2階級制覇を達成。2023年3月、RISEミドル級王座の初防衛戦に臨んだが、海人に敗れて王座を失った。7月にウェルター級に階級を下げて中野椋太と対戦するもKO負け。2024年3月、白鳥大珠を判定で破り連敗を脱出した。9月には中野にリベンジを果たしている。12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」では1回戦でベルジャン・ペポシとの激闘を制したが、準決勝でペットパノムルンに敗れた。戦績は70勝(17KO)12敗2分。  会見で原口は「初KO負けを味わって落ち込んだけれど、結果として仕上げたし絶好調だったので、負けはしたけれど今の調子でもう1回挑もうと思います。KO負けしたけれどトラウマはないし、このまま行けば世界に通用すると思っているので、ソンヒョンとしか出来ないアツい試合をして盛り上げたい。好きな選手なのでそういう選手と出来ることはありがたい。3位と1回戦負けで受けてくれる立場なので感謝を込めてぶっ倒したい」と意気込み。  ソンヒョンは「前の試合が終わってこんなに早く試合が決定して嬉しく思っている。さらに相手が原口選手と聞いていい緊張感も感じました。ワクワクドキドキ、凄く楽しみ。早くその試合をやりたい。こんなにいい相手と試合できることに感謝しているので勝つことでお応えしたい」と、原口との試合が今から待ち遠しいとした。  対戦相手の印象を聞かれると、原口は「凄いレジェンドだし、リスペクトしかない。ベストバウト製造機でめちゃくちゃアツいファイトをする選手。それが今も続いているのは凄くカッコいい。年齢も違うので、リスペクトを込めて戦わなあかんなと思います」、ソンヒョンは「原口選手は技術と体力とパワー、全て持っている。反応の速度が凄く早い」とそれぞれ評した。  12月の世界トーナメントを経験してどんなことを感じたかと聞かれると、原口は「トーナメントを経験する前にペッチと3回も経験しているところで、改めてレベルが高いと思いました。負けてるけれどそう遠くないと感じましたね。自分自身は自分を信じているので、自分ならやれると信じています」と、世界はそこまで遠くないと感じたという。  ソンヒョンは「ペポシとの対決では辛い思いをして上がることが出来ました。ペッチとの試合は、やはりこれが世界王者かと。世界のハードルを感じました。そこからなおさら頑張らないといけないといい刺激をもらいました」と、さらにやる気が出たとした。  今年も65kgの世界トーナメントを開催する予定との伊藤隆RISE代表からの発表があり、原口は「行けると思っていかないとダメやと思うし、行けると思っているからこそやり続けている。自分はずっとガチでやってきたので、格闘技の本当の面白さをしっかりと拳で伝えたいと思います。それを目標にやり続けます」と諦めずに世界に挑むとし、ソンヒョンは「今年も参加することが出来たらいい機会が訪れたと受け入れて、頑張って準備していきたいと思います」とやる気を見せていた。  どのような勝ち方が理想かとの質問には、原口は「アツい選手だし、ファイトスタイルから国や家族を背負っていて拳に想いが乗っていると感じる。ペポシとの試合でもシンプルに凄いカッコいいと思った。僕もそんな選手になりたい。ソンヒョンの土俵で戦っても自分のスタイルで戦ってもいい。ソンヒョンの熱い想いを感じながら戦いたい」と、ソンヒョンのアツい気持ちに応えるような試合にしたいと答える。  ソンヒョンは「ペースが途切れないように試合を持って行きたい。パンチが精度よく届くように、それが出来るようなスキルを準備したいと思います」と語った。
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