2025年2月9日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2025 vol.1』にて、これまでK-1グループで活躍してきた山田真子(GROOVY)との注目対戦カードが決定したぱんちゃん璃奈(フリー)が2025年始動した。試合はKNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級3分3R延長1Rで行われる。
ぱんちゃんは2019年2月にプロデビュー。無敗の快進撃を続け、2020年8月にREBELS-BLACK女子46kg級初代王座(REBELSとKNOCK OUTの統合により現在はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)、2022年3月にはKNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座に就き二階級制覇を達成。2024年3月のK-1でRISEの平岡琴に勝つなど無敗の快進撃を続けていたが、5月の『巌流島バーチャルファイト』でルシア・アプデルガリムに判定2-0でプロ初黒星を喫した。6月のKNOCK OUTで同じアルゼンチンのアイリン・ゴンザレスに判定勝ちで再起すると、10月にK-1グループからの刺客・美伶に判定2-0で辛勝(美伶が2.35kgオーバーで減点)。戦績は17勝(4KO)1敗。
山田はキックボクシングでJ-GIRLSアトム級王座、プロボクシングでWBO女子世界ミニフライ級王座に就き、キックボクシング6勝無敗2分、ボクシング7勝(2KO)無敗とパーフェクトレコードを残して引退。2019年11月に復帰して無敗記録を更新していたが、2021年3月のK-1でMIOにダウンを奪われプロ格闘家人生初の黒星を喫した。その後は外国人選手も含めて4連勝。2023年11月に「第4代Krush女子アトム級王座決定戦」が決まっていたが負傷欠場。今回が10カ月ぶりの試合となる。戦績は13勝1敗2分。
【写真】ジムにはぱんちゃんの写真パネルも(C)ぱんちゃん璃奈 対戦発表の記者会見では舌戦を展開。ぱんちゃんが「今の女子の試合の方がレベルが高いと思うので、昔の選手かな、というふうに思っています」と言えば、山田は「格闘技に泥を塗るようなことをした、このクソエリート。こいつをボコボコにしたい」「水着とかを着た写真とか載せてるから知名度が上がってるんでしょう? あと、ダサいこともしてるし色々。とりあえずダサい」と挑発しまくり、ピリッとした空気が会見場に流れた。
【写真】同大会で古村匡平とヒジありで対戦するゴンナパーと。ぱんちゃんはまだ腹筋を見せられない状態か? その記者会見にて年始年末は今年も海外修行をする(国内のジムが休業のため)と話していたぱんちゃんだが、クリスマスに体調を崩したため年内は国内でゆっくりしていた様子。1月8日からタイへ渡り、バンコクのウィラサクレックジムで練習を再開した。
最初から飛ばしている様子で、9日に更新したInstagramのストーリーでは「汗だく(笑)。会長が1日20ラウンドミット指導してくれるまじ貴重。私の左ミドルの軽さな(苦笑)。これダメだよって言われる(泣)」と、ウィラサクレック会長からさっそくダメ出しがあったという。
元々、蹴りの選手だったがボクシング技術強化で蹴り数が減って来ていたぱんちゃんだが、タイ修行で再び蹴りを取り戻すか。