第2部『DEEP☆KICK ZERO 19』においてDEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメントの開催が決定。これで第1部・第2部合わせて計5階級におけるベルトに関わるトーナメントの開催が発表、全対戦カードと試合順が決定した。
2024年8月、当時防衛2回と長期政権を築きつつあった大樹(HAWK GYM)とのタイトルマッチを2R TKOで制し、DEEP☆KICK-60kg第9代王者に輝いたGUMP(TEAM TEPPEN)への挑戦権を懸けた挑戦者決定トーナメントの開催が第2部「DEEP☆KICK ZERO 19」にて決定。
出場が発表されたのは同級2位・上野コウキ(直心会)vs.同級6位・金剛駿(Reborn kickboxing gym)、同級4位・津留純平(FASCINATE FIGHT TEAM)vs. 同級3位・健真(BLACK☆Jr)のDEEP☆KICK-60kg上位ランカー4名。
上野と金剛は2022年9月の『DEEP☆KICK 63』にて対戦経験があり、その時は打ち合いの末、上野が1R TKO勝利を収めている。上野はKAKUMEI西日本統一ライト級王座のベルトを保持しており、プロ戦績は9勝(7KO)9敗。圧倒的なパワーと確かな技術でKO勝利を連発している倒し屋だ。DEEP☆KICKでは2023年6月に当時王者の大樹にタイトルマッチで挑戦するが判定負け、2024年3月より始まった挑戦者決定トーナメントでは決勝まで駒を進めるも、その後王者となるGUMPに判定負け。12月22日「KAKUMEI KICKBOXING」でファン・ジェミン(韓国)との日韓戦で3R KO勝利した。そして3度目のトーナメント、まずは金剛を再びマットに沈められるか。
対する金剛のプロ戦績は10勝(8KO)10敗。戦績の示す通り威力抜群の剛腕を武器に、アグレッシブに打ち合うこちらも倒し屋ファイター。RISE・RIZINなど様々な舞台にも出場経験があり、RIZINでは2勝2KOを勝ち取っている。DEEP☆KICKでは2020年12月「DEEP☆KICK 48」にてタイトルマッチ挑戦経験があるも当時王者の谷岡祐樹(パラエストラ加古川)に1R TKO負けしている。6月には和斗(NJKF大和ジム)とのダウンを奪い合う激闘を制し1RKO勝利、久方ぶりのDEEP☆KICKベルト挑戦に繋がるトーナメント出場を決めた。
津留のプロ戦績は6勝(4KO)2敗。パンチ・蹴り・ヒザと威力ある武器を多数持つこれまた倒し屋ファイター。2022年5月にプロデビューを果たすといきなりの4連勝を記録。DEEP☆KICKでも当時2戦2勝1KOを記録すると前節の挑戦者決定トーナメントにも選出、準決勝でGUMPと対戦するも判定負けとベルト挑戦には届かなかった。しかし10月の復帰戦では聡一郎(道化倶楽部)を相手にカーフキックで2度、ヒザで1度と計3度のダウンを奪い2R TKO勝利を収めている。そして今回が2度目のトーナメント出場、ここでトーナメントを制しGUMPへのリベンジに繋げることが出来るか。
対する健真はプロ戦績6勝7敗1分。高い技術力とブレない精神力で試合を支配する試合巧者。DEEP☆KICKでは昨年1月に久方ぶりの出場を果たすと2連勝を記録、勢いのままに前節の挑戦者決定トーナメントに出場すると準決勝で判定負け。その後は7月「HOOST CUP KINGS OSAKA6」にてRISING大輝(RISING己道会)に2RKO負け、10月「K-1 WORLD GP 2024」では原田翔貴(拳心會館)に判定負けと現在連敗中となっている。そして迎える2度目のトーナメント、ここで連敗を脱し次こそはトーナメント制覇を達成できるか。
以上4名で行われるDEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメント。内3名は勝利の8割以上がKO勝利という倒し屋たち。このトーナメントを制し、王座に座るGUMPへの挑戦権を獲得するのは誰だ。
続くはDEEP☆KICK-57.5kg第4代王者の啓斗(ALL-WIN GYM)がベルト返上を表明。それによって12月「DEEP☆KICK 72」より行われている挑戦者決定トーナメントは王座決定トーナメントに切り替わることとなり、今回第2部「DEEP☆KICK ZERO 19」にて12月に続くもう1つの準決勝が決定。同級4位の松山瞬(TEAM TEPPEN)vs.安部宏聖(EX ARES)が発表された。
松山のプロ戦績は3勝(2KO)2敗。フルコンタクト空手をバックボーンに鋭いパンチ・蹴りで攻め入るアグレッシブファイター。2022年3月にDEEP☆KICKでプロデビューすると櫻井芯(TeamFIST)に判定負けもその後は3連勝。6月より始まった王座決定トーナメントに出場すると準決勝で啓斗と対戦、1Rに先にダウンを奪うも2Rに2度ダウンを奪い返されそのままTKOと逆転負けを喫してしまう。そして今回が復帰戦となる松山、次こそはトーナメントを勝ち上がれるか。
対する安部はアマチュア修斗関西2位の実績を持ち、今年の9月にプロデビューしたばかりのルーキーでプロ戦績は1勝1敗、最強最高のエンターテイナーを目指す24歳だ。9月「Stand up vol.25」にてKing of Rookie2024新人王決定戦1回戦に選出されると永松進之介(FJ KICK ASS)に判定勝利、決勝に駒を進めるも12月22日「Stand up vol.27」での決勝戦では簗丈一(Team Aimhigh)に2RKO負けとタイトル目前で涙を飲んだ。そんな中プロ3戦目にして巡ってきたチャンス、デビュー間もなくでベルト戴冠という快挙を成し遂げることが出来るか。
12月「DEEP☆KICK 72」では延長にもつれ込む激闘の中、嘉武士(NJKF健心塾)を延長ラウンドにKOで沈めた牧野騎士(FASCINATE FIGHT TEAM)が一足先に王座決定戦に進んでいる。果たして残り1枠を奪うのはどちらだ。
他にも第2部「DEEP☆KICK ZERO 19」にて3カードが発表。DEEP☆KICK-65kg契約にて初代JAPAN CUP KICKスーパーライト級王者・RKSライト級王者と2本のベルト戴冠歴のある竹市一樹(MA二刃会) vs BEYOND KICK BOXING GYMの代表を務めるジム代表ファイター・溝口裕也(TEAM BEYOND)、DEEP☆KICK-53kg契約にてサウスポーからの鋭いパンチと蹴りが魅力で今回ジムを移籍し初の試合となる大輝(DK9)vs. 速い回転からのパンチを武器のアグレッシブファイターであり今回が復帰戦となるゆいら(NJKF健心塾)。
DEEP☆KICK-57.5kg契約にて空手をバックボーンにアグレッシブに攻めるキック界の堕天使・荒川ルシファー大夢(NJKF心将塾) vs. 第3代KPKBスーパーフェザー級王者であり威力抜群のパンチでどんどんと攻め入るクレイジーハスキー尚吾(REVOLT)の3試合が発表された。アマチュアファイトも第1部第2部共に追加され、これで第1部『DEEP☆KICK ZERO 18』、第2部『DEEP☆KICK ZERO 19』の全対戦カードが決定した。
2025年新年1発目の興行となる今大会、第1部では-53kg王座決定トーナメント準決勝2試合に-55kg王座決定トーナメント準決勝1試合、第2部では-60kg挑戦者決定トーナメント準決勝2試合に-57.5kg王座決定トーナメント準決勝1試合、そして第1部・第2部両大会にて先に発表されたDEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメント各ブロック準決勝4試合と計5階級10試合というトーナメントずくめの大会となる。