MMA
レポート

【DEEP JEWLS】浜崎がイェジに払い腰TDからトップ攻めで判定勝ち再起、パク・シウが彩綺にTKO勝ち、「伊澤星花チャレンジ」竹林がサラに判定勝ち、月井がSAAYAを右の突きから左連打でTKO、大井、あきぴが一本勝ち。渡邉が判定勝ちでサトシから紫帯授与

2025/11/23 17:11
 2025年11月23日(日)東京・ニューピアホールにて、昼の『DEEP TOKYO IMPACT 2025 5th ROUND』に続き、夜開催の『DAYS Presents DEEP JEWELS 51』(U-NEXT配信/DEEPメンバーシップ)が行われた。 ▼DEEP JEWELS 49kg以下 5分3R〇浜崎朱加(フリー)48.85kg[判定3-0] ※30-27×3×イ・イェジ(TEAM aom)49.00kg  25年3月に須田萌里に一本負けした浜崎朱加(フリー) が再起戦。5月に大島沙緒里にアトム級で判定勝ちしたイ・イェジ(韓国/TEAM aom) とスーパーアトム級の49kgで対戦する。  その大島は25年9月に須田に判定勝ちして11月のRIZIN神戸大会で伊澤星花に敗れており、再び王座戦線を目指す浜崎にとって負けられない一戦となる。 イェジ「1年前に初めてDEEPで試合した時は、オープニング試合だったんですけど、今メインで浜崎さんと試合できて光栄です。メインイベントになってすごく嬉しいです。いい試合を見せられるように頑張ります」 浜崎「韓国から来て戦っていただきありがとうございます。明日はイェジ選手と試合をして、メインとしてしっかり盛り上げたいと思いますので、よろしくお願いします」  1R、サウスポー構えの浜崎。オーソのイェジに右ジャブを見せる。イェジも圧をかけて右ミドル。右ロー。左ストレートで前に出る浜崎は左前蹴りも。右ジャブを突く浜崎に右前蹴りのイェジ。  プレッシャーをかける浜崎、イェジは右ハイをヒット。前蹴りの打ち終わりに浜崎は左で詰める。右カーフの浜崎。イェジは右ローもそこを崩した浜崎に、下から腕十字を狙うイェジ。  ハーフにからむイェジに、左で枕の浜崎は、右腕を抑える。パスガードの浜崎だが、すぐに足をハーフに戻すイェジ。上体を離した浜崎は立ち上がり。下のイェジはに蹴りも立ち上がり。右を突いて前に出るイェジが組んでゴング。指を前に向けたイェジに「注意」。  2R、右のダブルで前に出るイェジは右ミドルも。しかしそこに組んだ浜崎。イェジは払い腰狙いも潰して上は浜崎。クルスフィックスから手首を掴んでキムラクラッチ! 腕を中央に戻すイェジに、頭つきにしてまたぐ浜崎。  股の間に入れた腕を抜いた浜崎。サイドに。下からクラッチのイェジはハーフから煽るが、浜崎はトップからヒジ。潜るイェジは下から腰を切りクローズドガードに。そして腕十字狙い。ヒジを抜く浜崎。イェジは蹴り上げ。パスを狙う浜崎。浜崎上のままゴング。  3R、右フックから組みに行くイェジはだが、払い腰テイクダウンは浜崎! 下のイェジはハーフから右で脇差し立ちに。両脇差すイェジにまたも払い腰テイクダウンを決める浜崎! 手首を掴んで腕十字狙いのイェジ。離れる浜崎。イェジの立ちに首を押さえるが、イェジも立ち上がり。  引き手のヒジを持ち、前後に煽る浜崎。押し込む浜崎。離れたイェジは左右で前に出るが、組む浜崎が崩してバッククリンチ。手首を持つ浜崎は再び払い腰テイクダウン! 最後に手首を掴んで前転させて極めに行くがゴング。  判定3-0(30-27×3)で浜崎が勝利。「前回負けてから少し落ちたんですけど、たくさん応援してくれる方がいて励みになって頑張ることができました。今日、一本極めきれなかったんですけど、勝てて正直安心してます。たくさん応援来ていただいて本当にありがとうございました」と語った。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS 49kg以下 5分3R 〇パク・シウ(HAVAS)48.95kg[2R 3分22秒 TKO]×彩綺(和術慧舟會HEARTS)48.90kg  25年9月にストロー級タイトルマッチで万智にスプリット判定で敗れたパク・シウが、2023年9月のHIME戦以来のスーパーアトム級の49kg契約で、ストライカーの彩綺と対戦する。  彩綺は25年3月に青野ひかるに判定負けも、5月にSAAYAを相手にテイクダウンの動きも見せて、スプリット判定勝ち。ともに打撃を武器とするなか、MMAで上回るのは? 彩綺「誰がどう見ても、私が勝った方がは、スーパーアトム級が面白くなってくると思います。楽しみにしておいてください」 パク・シウ「こんにちはパク・シウです。前回はチャンピオンだったのに、一回も防衛できずに負けてしまって、今回はスーパーアトム級で挑戦します。明日本当、ワクワクします。見守ってください」  1R、サウスポー構えから左の蹴りの彩綺。パク・シウは組んでバッククリンチから足払いで崩すが、彩綺もすぐに立つと右小手で正対。左足をかけるパク・シウにバックに回させない彩綺。ならばと後方に崩して手を着かせて背中に乗るパク・シウ。  中腰で前に落とそうとする彩綺。右足をかけさせずに立つ彩綺に。パク・シウは着地しバッククリンチに移行。持ち上げようとしたパク・シウに戻す彩綺、組んだまま右ハイを彩綺に打つパク・シウ。離れた彩綺は前蹴りから左も組んだパク・シウがバッククリンチからパンチを入れる。  2R、前に出る彩綺に右ミドルもバランスを崩したパク・シウ。下からの蹴り上げが彩綺に当たり「注意」。同じ体勢から再開。すぐに立つパク・シウは左で差して頭をアゴ下に置いて組む。  右小手の彩綺をかわしてサイドバックから鉄槌連打のパク・シウ。右足を腹固めにかけて左脇を吸って右の鉄槌連打! 右手を抜いた彩綺だが、再びヒザを着かせたパク・シウは鉄槌連打! 手首をコントロールしたまま連打に彩綺は動けず。レフェリーが間に入った。  彩綺はすぐには動けず。2R 3分22秒、パク・シウがTKO勝ち。  試合後、パク・シウは日本語で「前回、負けてまってすぐに試合がしたかったからお願いして今日、試合ができました。9月試合後、韓国に帰ってお母さんが亡くなって心がめちゃくちゃになりましたが、周囲の応援のおかげで試合が出来ました。みんなパク・シウは強いと思っていると思いますが、普通の人い、悲痛の選手、練習も毎日やりたくないほどやって、あと1、2年で引退するので佐伯さん、バンバン試合をしたいです」と語った。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R 〇竹林エル(伊澤星花チャレンジ)48.65kg[判定3-0] ※20-18×3×サラ(fightbase都立大)48.85kg  1R、右の鋭い蹴りの竹林。右ストレートをかわすサラ。右ローの竹林。サラも左ローを返す。ワンツーの竹林をさばくサラ。前後左右のステップの竹林の出入りに、サラはサイドキックも左右ローを前足に突く竹林。  左前蹴りのサラ。竹林はローから先にシングルレッグテイクダウン。ハーフのサラは外がけ足関節狙い。頭を抱えて防ぐ竹林。潜り足関節のサラに空間が空くとパウンドの竹林。  外掛け内ヒールのサラに、パウンド狙いの竹林。ゴング。  2R、竹林の蹴り足をつかんで50/50からサドル狙いのサラはヒール狙いも、ヒザを抜く竹林。ラッソーから足を狙うサラに離れる竹林。再び飛び込む竹林に足関節狙いも足をさばいてサイドに出る竹林。  左手を両足で挟んだサラに、バックテイクの竹林は4の字ロックも正対したサラはそこにギロチンチョークを合わせるが、首を抜いた竹林はトップから激しいパウンド。サラは下からオーバーフックもゴング。  判定3-0(20-18×3)の竹林が2年ぶり復帰戦を白星で飾った。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS ストロー級 5分2R 〇月井隼南(FIGHTER'S FLOW)51.70kg[1R 0分35秒 TKO] ※右ストレート→左フック、パウンド×SAAYA(フリー)51.95kg※成本優良(伊澤星花チャレンジ)は怪我で欠場  1R、ともにオーソドックス構え。前後のステップの月井は左インロー。  右の飛び込みで突きを当てると、左のフックを連打! SAAYAが崩れ、パウンド。月井がTKO勝ち。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS ストロー級 5分2R ×堀井かりん(クロスポイント・パラエストラ拝島)51.60kg[判定0-3] ※18-20×3〇岡 美紀(伊澤星花チャレンジ)52.55kg  1R、ともにオーソから右の打ち合いも岡はダブルレッグテイクダウン。サイドに。堀井のヒザを入れさせない岡は左で差して袈裟で右のパウンド連打!  ブリッジする堀井を抑え込んで細かいパウンド。クルスフィックスを狙う。右足をからめかけた堀井だが、岡はトップのままゴング。  2R、左右から左で差して崩す岡に四つで組む堀井だが、岡は左右に振ってテイクダウン。堀井は脇差しで立ち上がり。左右の蹴り、後ろ蹴りの堀井の間合いをパンチで潰して、前進の岡。  しかしレッスルアップの堀井が右で差して押し込み。岡は小外がけテイクダウン。すぐに立つ堀井とケージ際で体の入れ替え合い。  左ハイを打つ堀井はヒザも。岡は足技でテイクダウン。蹴り上げて立つ堀井は左右の蹴りから右の打ち合い。自らシングルレッグに入りゴング。  判定3-0(20-18×3)で岡が勝利。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS ミクロ級 5分2R 〇大井すず(和術慧舟會HEARTS) 43.95kg[1R 1分44秒 Vクロス]×小雪(京都政拳会)44.20kg  1R、サウスポー構えからシングルレッグでテイクダウンの大井、サイドバックからパウンド。小雪を後方に引き出してリアネイキドチョーク狙い。  さらにマウントに移行しパウンド。シザーズで足を入れようとする小雪に、大井は袈裟固めに移行、両足に右腕を挟み、Vクロスアームロックを極めた。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS ストロー級 3分2R アマチュアSルール〇あきぴ(ABLAZE八王子)51.50kg[1R 3分31秒 リアネイキドチョーク]×谷山心優 (フリー) 52.30kg  1R、谷山の右を受けながら詰めてめて左で差して組むあきぴはヒザ。左足を踏み出してスタンドバックに。  足の甲を踏む谷山に、背中に乗ったあきぴを前に落とそうとする谷山に右でアンダーフック、左手を首に巻き、前転。そのまま谷山を前転させてのど下に腕を巻き、リアネイキドチョークを極めた。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS ストロー級 3分2R アマチュアSルール 〇渡邉花美(ボンサイ柔術)51.60kg[判定3-0] ※20-18×3×村松美直(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)52.20kg※山吹マリンが練習中の怪我で欠場となり村松美直の相手が渡邉花美に変更  1R、柔道ベースの村松の右に合わせて、ボディロックテイクダウンの柔術ベースの渡邉。ハーフの村松にパスしてサイドバックからバック狙い。左手首をコントロールするが、腰を上げる村松に足がかからず、渡邉は三角絞めを狙う。  2R、右の打ち合いからトップをは村松。しかし渡邉の下からの仕掛けに離れる。シングルレッグでテイクダウンの渡邉はハーフから左オーバーフックして右でパウンド。足にからむ村松のシングルレッグにギロチンチョークを合わせてゴング。  判定3-0(20-18×3)で渡邉が勝利、ホベルト・サトシ・ソウザがケージの中で紫帯を巻いた。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS 49kg以下 3分2R アマチュアSルール ×横江明日香(リバーサルジム立川ALPHA)48.75kg[判定0-3] ※18-20×3〇五十嵐莉子(フリー)48.25kg  1R、ジャブを突く横江に、組んで差して投げる五十嵐。ハーフの横江に背中を着かせて左枕で寝かせて右でパウンド。  ガードに戻して腕十字狙いの横江をかわして立ち上がり際に右のパンチの五十嵐。首投げには横江がバックを狙うが、立つ五十嵐はダブルレッグでテイクダウン。立つ横江をがむしゃらに抱えて殴る。  2R、柔道ベースで組んで奥襟を持ちに行こうとする横江にヒザを突く横江だが、五十嵐はシングルレッグテイクダウンからバックに。正対した横江にハーフから左枕で寝かせて横江の動きに合わせてバック、肩固めへ。サイドに抜けるが、内側を向く横江は肩固めを向けると、五十嵐はパウンドに移行。ゴング。  判定3-0(20-18×3)で2015年柔道世界ジュニア44kg級銀メダルの五十嵐が勝利。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS 49kg以下 3分2R アマチュアSルール ×せりな(JAPAN TOP TEAM)48.95kg[判定0-3] ※18-20×2, 19-19マスト和智〇和智美音(リバーサルジム立川ALPHA)48.40kg  1R、サウスポー構えから左右の蹴りのせりなに、和智は右を突く。さらに和智の突進にせりなは右フック、さらに左もそこを潜って組んだ和智。せりなは体を入れ替えるが、和智も体を入れ替える。  細かいヒザを突きながら左で差してテイクダウンの和智はトップからパウンド、その際でせりなは左で差して立ち上がり。その組みに和智はギロチンチョークを合わせてゴング。  2R、先に間合いを詰める和智、左で差す和智。互いに体を入れ替え、せりなは押し込みヒザ。しかし体を入れ替えた和智が左をかちあげテイクダウン、ここもせりなは左で差して立ち上がる。  しかし、すぐに組む和智は左差しでサバ折りテイクダウン! マウントを奪いパウンド、バックマウントでゴング。  判定3-0(20-18×2, 19-19マスト和智)で和智が勝利した。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS フライ級 3分2R アマチュアSルール 〇ちゃんりな(Y&K ACADEMY)56.00kg[判定3-0] ※20-18×2,19-19マストちゃんりな×たから(HIDE'S KICK!)56.55kg  1R、ともにサウスポー構え。先に組むたからを突き放したちゃんりなだが、たからはなもボディロックで組んでヒザ。離れ際に右を突く。  左の蹴りのちゃんりなに右フックからダーティボクシングのたから。その組みにニンジャチョークを狙うちゃんりな。ヒザを連打しゴング。  2R、低いガードでちゃんりなの左の蹴り終わりに右フックを当てるたから。首投げでテイクダウンも首抜き立つちゃんりな。押し込むたからは消耗したか。  組むたからもブレーク。打撃で前に出るちゃんりなに、たからが首投げでゴング。  判定3-0(20-18×2,19-19マストちゃんりな)でちゃんりなが初勝利。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント