2025年3月9日(日)東京・後楽園ホール『ビッグバン・統一への道 其の51』の主要対戦カードが発表された。
Bigbangウェルター級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・野村太一(K.B スポーツジム)に平山迅(TEAM ONE)が挑戦。
野村は8勝(2KO)4敗の戦績を持ち、ほぼBigbangで戦績を重ねてきた。2024年2月のRISEでは麻火佑太郎に判定負けを喫したが、10月のBigbangウェルター級王座決定戦でK-1グループのFUMIYAを1Rわずか12秒、右フックでKOして王座に就いた。12月にはジャパンキックのウェルター級王者・政斗に判定勝ち。
平山は皇治の盟友で、K-1グループで渡部太基、塚越仁志、牧平圭太、木村“フィリップ”ミノルといった歴代Krush王者たちと拳を交えてきた。2023年9月には『NARIAGARI』でISKAインターコンチネンタル王座決定戦に臨んだが、モー・アブドゥラマンにTKO負け。2024年4月に『HEAT』でHEAT KICKミドル級王者アビラル・ヒマラヤン・チーターに挑むも、4RにTKO負けを喫している。前戦は12月のBigbangで水上陽生に判定勝ち。戦績は19勝19敗3分。
56kg契約3分3Rでは、ヒジ打ち&首相撲ありのビッグバンキックルールでBigbangスーパーフェザー級王者・駿太(谷山ジム)とISKAインターコンチネンタルK-1ルールフライ級王者・石川直樹(KICKFUL GYM)が対戦。
駿太は2003年2月にプロデビューし、国内とタイのトップ選手を相手に渡り合ってきた42歳の大ベテラン。2019年6月に琢磨をKOしてベテラン健在ぶりを示したが、8月の安本晴翔戦、2020年2月の栗秋祥梧戦と若い選手に連続KO・TKO負け。しかし、同年11月のビッグバン10周年記念興行では宮崎勇樹を判定で下してBigbangスーパーバンタム級タイトル3度目の防衛に成功すると、3月には元新日本キックボクシング協会ライト級4位の渡邊涼介をヒジ打ちで2RにKOした。前戦は2024年10月、竹添翔太に判定負け。戦績は42勝(12KO)25敗4分。
石川は元・新日本キックボクシング協会フライ級王者、元ジャパンキック同級王者、スックワンキントーン認定スーパーフライ級王者の三冠王で、ジャパンキックでは2019年5月のプレ旗揚げ戦、8月の旗揚げ戦ともにメインを務めたエースだったが、2021年9月からフリーに。10月のRIZINでは吉成名高にTKOで敗れている。フリーとして様々なリングで試合を行い、2024年6月にフランスでニコラス・リヴァースにKO勝ち、ISKA王座を獲得した。首相撲からのヒザ蹴り・ヒジ打ちを得意とする。現在8連勝中で戦績は33勝(14KO)10敗8分。
スーパーライト級3分3Rで、Bigbangスーパーライト級王者・琢磨(OFA)と奥平将太 (KSR GYM)が対戦。
琢磨はパンチが武器で、2017年2月にNJKFフェザー級王座を獲得。同年11月にはWBCムエタイ日本王座にも就いて二冠王となったが、2019年2月に葵拳士郎に敗れて王座を失った。2021年2月にはレジェンドの国崇を右ストレートでKO。様々な団体に出場。2023年9月の王座決定戦で加藤港を破りBigbangスーパーライト級王座に就くと、2024年6月にはポッシブルKの挑戦を退けて防衛に成功。戦績は26勝(8KO)21敗1分。
奥平はBigbangアマチュア6階級制覇、元NJKF EXPLOSION-50kg級王者とアマチュアで活躍後にプロ転向。3連勝を飾ったが、以後は勝ちと負けを繰り返している。前戦は2024年9月のRISEで細越竜之助にKO負け。戦績は6勝(3KO)5敗。
63kg契約3分3Rで、元Bigbangライト級王者・林京平(湘南格闘クラブ)がシュートボクシング日本スーパーフェザー級1位ポッシブルK(K'growth ジム)と対戦。
林はKrushを主戦場にしてきたベテランで、大岩龍矢、里見柚己、小澤海斗、伊藤健人、林健太らと拳を交えてきた。パンチ力がある半面、KO負けも多くやるかやられるかのスタイル。2018年12月、中村圭佑を破り第3代Bigbangライト級王者となり、初防衛にも成功したが返上。2024年12月、王座返り咲きを目指して現王者・目黒翔大に挑戦したが2RにTKOで敗れた。戦績は17勝(8KO)17敗2分。
ポッシブルはシュートボクシングを主戦場にしながら、様々な団体に出場。2023年12月3日には『Bigbang』でMA日本ライト級王者・平澤優聖を2RでKOして6連勝を飾ったが、同月25日の香港遠征でヒュン・ツェイ・ヘイデンに判定で敗れ連勝がストップ。2024年4月のスックワンキントーン スーパーライト級王座決定戦で健太に敗れ、6月のBigbangスーパーライト級タイトルマッチで琢磨に判定負けでいずれも戴冠ならず。戦績は22勝(10KO)19敗。