RIZINのフェザー級は混乱している。アップダウンがもっとも激しくて強い選手が揃っている
──鈴木選手が再び挑戦してくる可能性があると思いますか。
「はい、そう思います。若いしポテンシャルも十分にある。強い選手と戦ってきて実際勝ってきたし、彼はまた挑戦してくると思います。もうひとつ言いたいのは、なんで今日我々がメインイベンターだったのか? と思う人たちもいるかもしれないし、その一方で、そうじゃない人にとっては忘れ難いイベントだったのでは。
つまり、RIZINのフェザー級は混乱していて、アップダウンがもっともRIZINの中で激しくて強い選手が国内外からたくさんいる状態です。個人的に名前を出して褒めるタイプではありませんが、YA-MAN選手は素晴らしい試合をした。戦う気があって、とても素晴らしい試合でした。いまフェザー級は不安定な状態にあると同時にもっとも活況です。朝倉選手と蓮選手については先ほど自分の気持ちを言いましたが、それを好むにしろ嫌うにしても、彼らもこの階級をプロモートするうえで、重要な役を担っていると思いますし、この階級には他にも武田(光司)選手などたくさんのタフな選手がいると思います。非常に話題性のある階級です」
自分は三角だけと思われているけど、コントロールがすごく進化していた
──試合内容についても聞かせてください。2つ質問があります。前回の試合に比べて2人とも進化しているなかで、鈴木選手がマウントから三角をエスケープしたことや、ピンチでガードに戻したことなどについて、研究されていると考えましたか。
「試合前にインタビューで、自分と彼の違いを聞かれて、今日それを見せることができたと思います。彼も自分のポジションを上手くディフェンスできていたと思います。なのでふたりともこの試合のためにすごく進化したと思います。自分は三角だけと思われているけど、コントロールがすごく進化していた。極められなくて悔しい気持ちがありますが、終始うまくコントロールしていた、彼もうまく全てのポジションでディフェンスすることができていたと思います」
──まさしくそのコントロールについてですが、もうひとつは今回の特別なスイープのことです。下から……。
(司会から「時間が押しているのでここまでで」とストップ)