奇妙な構えを見せる芦澤
2024年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN DECADE』に出場する選手の個別インタビューが、29日(日)都内にて行われた。
第7試合のRIZINバンタム級(61kg)5分3Rで、福田龍彌(MIBURO)と対戦する芦澤竜誠(フリー)が出席。
芦澤は2023年大晦日にMMAデビュー戦で太田忍にKOで敗れたが、2024年7月の皇治戦、11月の昇侍戦と2連勝。4戦目にしてDEEPフライ級王者の福田を自ら指名して臨む。
今回は心技体、全部が一番強い
「絶好調です。楽しみです。リングの上は神の領域なので何が起こるか俺も福田選手も分からないし、ワクワクしています」
――榊原社長の番組で占い師に占ってもらっていたが?
「そういう占い師って誰でも言うことしか言わないし、職に失礼かもしれないけど言わない方がいいよって。リングって人生変える舞台だから、何時以降が有利とか侮辱された気分ですね。それはやっちゃいけないことだと思います。格闘技の勝敗を占いで決めるなんてふざけるなって感じっすね」
――福田選手の印象は?
「別に変わらないですね。いい男ですね。でも俺が勝つっすね」
――福田選手の研究は?
「してないっすね。俺のスタイルを貫くだけ。相手どうこうじゃない」
――フィニッシュのイメージは?
「結構早くは終わらないと思いますね。相手も焦ってないじゃないですか、俺も焦ってないし、お互い一発を持っているので焦らなくていいですね。長引くけど終わる時は一瞬で終わると思うっす」
――前回の試合から1カ月半しか空いていないがコンディションは?
「一番調子いいですね。俺、K-1の時に3カ月連チャンで試合したことあるけど勝ててるんで。今回は心技体、全部が一番強いのが仕上がりましたね。だから自信を持っていますね」
――オープンフィンガーグローブでのパンチは掴んだ?
「完璧っすね。MMAファイターより俺の方が掴んでいる感じがしますね。自信あるっすね」
――練習が楽しいとSNSに書いていたが、立ち技では感じない楽しさがあった?
「飽きてたっすね。やることが一緒じゃないすか。ただMMAで変わったのは、マジで人を痛めつける練習と言うか。スポーツじゃないので。倒したら勝ちなので、という感覚っすかね。本能に合ってるっすね」
――福田選手も対策はしてないと言っていた。
「俺もその通りだと思っています。相手もそうやって来るって判断ですね、最初から」
――同じ戦い方のイメージなので噛み合うかもしれない。
「なんか直感的に思うんですけど、俺と福田選手は似ている感覚です。だから絶対に噛み合うと思うっすね。相手どうこうより自分の仕上がりを考えて、毎回仕上げて、俺も完全な仕上がりなので、ぶつかった時に楽しみですね。過去最高の仕上がりになりそうです」
「俺と福田選手が見合いしているだけで盛り上がるんじゃないですか。もっと欲を言うなら、瞬殺KOじゃなくて3R圧倒して勝ちたい。判定でもいいので」
――福田選手との試合はキャリア的にも大きな試合になる、この試合の先のイメージは?
「特にないっすね。昇侍戦もそこで福田選手のことも見てたけどないっすね。明後日試合なので何も考えてないです。絶対勝つぞって気持ちもないし、流れで勝ち負けが決まってるからリラックスして俺は仕事するだけっすね」
――1年前はマスクを被ってインタビューして、途中で怒って帰っていった。心境が違う?
「全然違うっすね。前は死刑台に立つヤツみたいな感じすね。怪我もして練習も出来ていなかったから自信がなかったので覆面を被ってきたんですよ。でも俺は俺なので。1年経って蝶々になった感じです」
――今の方がナチュラル?
「ナチュラルって言うか、カッコつける必要ないし、体重もあと3kg落とさないといけないし、普通でいい。何もしなくても注目される。みんな俺の試合を見るじゃないすか。それでいいっすね」