(C)SUSTAIN/SUSUMU NAGAO
2024年12月15日(日)新宿FACEにて女子プロ修斗公式戦『COLORS Produce by SHOOTO Vol.4』が開催された。第7試合では、キックからMMA転向を表明した第2代RISE QUEENミニフライ級王者“三児のヒロイン”erika(THE BLACKBELT JAPAN)がプロMMAデビュー。吉成はるか(パラエストラ小岩)と対戦した。
erikaはキックボクシングを引退し、MMA転向を表明。早々に2024全日本アマチュア修斗選手権を制し今回のプロデビュー戦を迎えることとなった。全日本の決勝ではパンチで秒殺KOし、アグレッシブなファイトスタイルは健在だ。
対する吉成は、2023年のインフィニティリーグで優勝した藤野恵実(JAPAN TOP TEAM)らとも真っ向勝負を挑んだハートの強さを持ち、今回のerika戦も躊躇することなく即決した。藤野戦後の5月の前戦はTORAOで宝珠山桃花に判定負け。
▼第7試合 ストロー級 5分2R
×吉成はるか(パラエストラ小岩) 52.0kg
[判定 0-3] ※18-20×3
〇 erika(THE BLACKBELT JAPAN) 51.9kg
erikaにはTBBJ沖縄の松根代表、吉成にはパラエストラ小岩の大内代表がつく。
1R、ともにサウスポー構えから。erikaは左ローから、サークリングする吉成を追い、左ロー、左ミドル。前蹴り。ワンツーで詰める吉成にerikaは右で差して首投げ狙い。それを外して首相撲ヒザのerikaは左を突くと、吉成が離れる。
ワンツーの左で前に出るerikaは、左フックを当ててコーナーに詰めるが抜ける吉成は左回り。追うerikaの左ストレートを浴びた吉成はダブルレッグへ。顔をはがそうとするerikaに吉成はバック狙いも正対。コーナー背に残すerikaに両差しで崩そうとする吉成だが、erikaはクラッチを切って前に。
左ローから左ストレートで前に出るerikaに吉成はダブルレッグで組んで上組み、首投げも投げ切れず。首を抜いたerikaが左で前に、なおも組む吉成はバッククリンチから後方に投げてパウンド! erikaが足を効かせてガードにするとその右足を掴んでストレートフットロックに入ってゴング。
2R、erikaが中央に出て左ローから細かいワンツーの左を伸ばす。前蹴りから左ローのダブルで吉成を下がらせるerikaは、右ミドルも。左ローをこつこつ打つerika。左から右インローも。左回りにサークリングから吉成。
距離を詰めて左を狙うerikaはサウスポー構えから右ミドルも。吉成も右ジャブを突いてコーナー際に押し込み首投げも体を残すerika。離れたerikaにダブルレッグから腕を手繰ろうとする吉成を突き放すerikaは左ミドル、さらに左右。吉成はダブルレッグから上で組むが突き放すerikaは右ローも。その打ち終わりに吉成は飛び込みダブルレッグテイクダウン! 尻を着いたerikaの腰を抱き引き寄せようとするが、上半身をロープで立てたerikaは立ち上がり、すぐにそこにシングルレッグの吉成は中央にテイクダウンもなおも残すerikaはコーナー背に際でがぶってゴング。
判定3-0(20-18×3)のフルマークでerikaが判定勝ち。MMAデビュー戦を勝利で飾ったerikaは「アマチュア修斗からいちからヒッソリと始めたかったんですけど、RISEの名前が大きすぎて皆に期待されてしまって緊張した試合になりました。すみません、ほんとうは打撃をバチッと決めて“おお、さすが”と言ってもらいたかったんですけど、もっと打撃が光るように練習していきます。これからも応答よろしくお願いします」と語った。