オーソから左ハイの高本に、裏拳・テイクダウン&パウンドの杉本。高本も下から十字&鉄槌で判定ドローに
第7試合では、ストロー級(5分2R)3位の高本千代(高本道場)と、4位の杉本恵(AACC)が対戦した。
インフィニティリーグ2019優勝から常に女子修斗のトップ戦線で戦ってきた杉本は、2024年5月の前戦「ストロー級世界王座決定戦」で藤野恵美と大熱戦の末、3R TKO負けで戴冠ならず。7カ月ぶりの再起戦となる。
対する高本は、8.3『COLORS Vol.3』で宝珠山桃花と対戦し、予想以上に善戦。引き分けに持ち込み、関係者から高い高評価を得た。定評のある寝技に加え、立ち技ではオーソから左の蹴りも打つなど成長著しい高本が世代交代を果たすか。それともレスリングベースの杉本恵が華麗なる復活を見せるか。
▼第8試合 ストロー級 5分2R
△高本千代(同級世界3位/高本道場) 51.7kg
[判定0-0 ドロー]
△杉本 恵(同級世界4位/AACC) 51.8kg
[レフェリー]内田龍介
[サブレフェリー]
片岡 誠人 19-19(1R 10-9/2R 9-10)
出合 淳 19-19(1R 10-9/2R 9-10)
安芸 佳孝 19-19(1R 10-9/2R 9-10)
1R、サウスポー構えの高本は右ロー。オーソの杉本も左右ローを返す。高本の左ハイをかわした杉本は左ロー。高本も左インロー。ワンツーの左はまだ遠いが、左ミドルハイは杉本のガード上に当てると歩いて左右の蹴りで前に。
そこに組んだ杉本は四つに。ロープに押し込み、ヒザ。体を入れ替えた高本だが、再び入れ替えた杉本に右に回して崩した高本がバック狙いも右小手に巻いて回らせない杉本。正対し押し込んでブレーク。
右回りの高本に右バックフィストをヒットさせた杉本! しかし下がらない高本は歩いて左ハイ! ここは杉本が四つに持ち込み、押し込み。高本も体を入れ替えたところでブレーク。
左右の蹴りからまたも左ハイで杉本をとらえる高本。杉本は左ジャブ、高本も左ミドル、左前手フックで応戦してゴング。
2R、互いに前足の蹴りから。高本が右に回りながら右ロー、杉本はスーパーマンパンチからボディロックテイクダウンで背中を着かせる。フルガードで手首を掴む高本に、左手を抜いて中央からパウンドする杉本。高本の腕十字狙いに早めに体を離し、再びガードの中に入って行く。
外に手を置けない杉本の腹の上の手を掴んで下から右でパウンド、ヒジの高本。座ったままの杉本も時折、鉄槌。下からのパンチで杉本は鼻血。しかし、杉本もベースを崩さず、パウンドの数を増やす。
腰を切って腕十字を狙う高本。中央に戻る杉本。残り30秒。高本は立たずに下から勝負。最後に杉本が中腰になってゴング。高本は先にガッツポーズを見せる。
ジャッジは両者が1Rずつを取り合い、19-19×3のドローとなった。