2024年12月26日(木)東京・TDCホール『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024』(U-NEXT配信)の追加対戦カード発表記者会見が、12日(木)都内にて行われた。
12月4日の会見でにて『ONE Friday Fights』で活躍するシッティチャイ・ソー・デチャパン(タイ)との対戦が発表された山田虎矢太(シーザージム)が改めて会見に出席。意気込みを語った。
山田は「山田ツインズ揃って相手がONEの強豪選手なので気合いが入っています。SB年末の大会で負けていてはダメなので、世界レベルの打撃を見せつけて勝利します」と宣言。
シッティチャイについては「ONEの試合を見ましたが3回倒された後に2回倒し返して最後はまた倒されて負けていたんですが、ダウンを奪われても怖気づくことなくことく前に出てくる選手です」と、気持ちの強さが印象に残るとする。
SBからすでに何人もONE Friday Fightsの舞台に上がっており、自分もそれに続きたいかと聞かれると「そこまでONEに出たい気持ちはないですけれど、オファーがあれば出させてもらいたいと思います。自分はまずは国内の強い選手とやっていきたいので。海外にも興味はありますが、今は国内で最強を目指していきます」と、まずは国内最強の称号を勝ち取ることが先だとした。
今大会はシュートボクシングの大会でありながら様々なルール、様々な団体から選手が集うスペシャルな大会。その中で何を見せたいかと聞かれると「たくさんのルールの試合が組まれるので、お客さんがひとつの大会でいろいろなルールの試合を見ることはあまりないと思うので、よりルールが比較されやすい。その中でSBを体現した試合をすることで面白さを目立たせることが出来ると思っています。打撃系の技はもちろん、投げ技とかSBの魅力が伝わる試合をしたいと思っています」と、SBの面白さを際立たせたいとする。
兄・彪太朗とのKO共演は「もちろん意識しています」と言い、「2人とも勝つのは大前提で、前回2人で出た時は彪太朗が倒して僕が判定で勝ったんですが、僕の存在が薄れることが多かったので、今回はおそらく僕の方が先の出番になると思いますが1RでKOして兄にプレッシャーかけて、虎矢太の方が強いと思ってもらえるように頑張ります」と、兄とも勝負だという。
そして2025年の展望を聞かれると「3月に他団体に出て初の負けを経験して、OFGマッチに出て階級も上げたりとチャレンジした1年を経て、来年はさらに強くなった姿を見せて、他団体でも強いと言われる選手と戦ってフェザー級で一番強いと思われる年にしたいと思います」と、やはり国内フェザー級最強を証明したいと意気込んだ。
なお、山田彪太朗(シーザージム)はレームシン・ソー・デチャパン(タイ)との対戦が発表されていたが、ンガオパヤック・アドソンパトン(タイ)に変更となった。ンガオパヤックは2023年10月の『ONE Friday Fights 36』、2024年1月19日の『ONE Friday Fights 48』と2度ONEに出場し、いずれもタイ人選手にKO負けしている。
また、SB日本バンタム級王者・佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ)vs.柿崎瑠(クロスポイント大泉)のKNOCK OUT-BLACK -53kg契約3分3Rの試合も追加決定。
佐藤はトリッキーな動きから繰り出す蹴り技を得意とする、SB中部地区を代表する選手。2021年12月には伏見和之と激闘を繰り広げ、4R KOで初代SB日本バンタム級王者に輝いた。2023年6月のOFG戦でサンチャイ・TEPPENGYMをKOし、11月にはRISEスーパーフライ級5位の翼にもOFG戦でKO勝ちするなど6連続KO勝ち。その勢いで2024年3月の『ONE Friday Fights 56』でONEに初参戦するもラック・エラワンにKO負け。5月の2度目の参戦でもティーヤイにKO負けを喫した。戦績は18勝(11KO)21敗1分1無効試合。
柿﨑は乙津陸に続くクロスポイント大泉のホープで19歳。2022年11月にKNOCK OUTでプロデビュー。2024年8月に星野航大に判定勝ちし、その後は連戦連勝。10月にはONE Friday Fights参戦を果たし、ルー・イーフーから勝利して9勝(4KO)無敗を誇る。