主戦場とするEM Legendの公式YouTubeチャンネルにてカンフーの型を披露するフェイロン(C)EM Legend
2024年12月21日(土)中国・唐山新体育中心体育館で開催されるキックボクシング大会『WLF MAX 武林風551』で、ハン・フェイロン(中国)vs.ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)の対戦が決まって現地で話題となっている。
フェイロンは4年ほど前からネットを中心に格闘技ファンの間で話題となっている選手で、足を持っての崩し技や背面体当たりなど、中国武術をキックボクシングの試合に上手く落とし込んでいることで話題となった。太極宗派選手権を6度制覇した実績があるとされる太極拳マスター。身長は180cmで体重は70~73kg。“空飛ぶ太極拳の龍”との異名を持つ。
対するペットモラコットはタイのビッグマッチ常連の超一流選手として活躍し、ルンピニースタジアムではミニフライ級王座とスーパーフェザー級王座に就いた。2015年4月には初来日し、梅野源治の挑戦を退けている。2020年2月、初代ONEフェザー級ムエタイ世界王座を獲得。同王座は3度の防衛に成功した。その後はONEを離れ、『ラジャダムナン・ワールド・シリーズ』に参戦。イラン、モロッコ、トルコなどの選手と対戦して5連勝を飾ったが、2023年9月のタナンチャイ・シッソンピーノン戦ではスプリット判定で惜敗。2024年2月にシュートボクシングに来日し、海人に判定勝ちしたが4月のダイレクトリマッチではリベンジを許した。
果たして、フェイロンの中国武術がムエタイトップの技術を持つペットモラコットに通用するのか。実に興味深い異種格闘技戦となる。