▼Krushライト級 3分3R延長1R
×伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ/第9代Krushライト級王者)
判定0-3 ※28-29×2、28-30
〇児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
伊藤は3連敗を喫した後、2022年6月に階級をライト級に上げて初戦で南雲大輝に2RKO勝ち。9月は弘輝に判定で敗れるも12月は鈴木翔也に判定勝ち。2023年2月には堀井翼から得意の右フックでダウンを奪って判定勝ちした。7月にはK-1でティントーンからも判定勝ち。2023年9月のK-1横浜大会で里見柚己をKOし、2024年2月に里見が保持するKrushライト級王座を懸けての再戦でもKO勝ちして王座に就いた。しかし、7月の初防衛戦で大岩龍矢に敗れ王座を失っている。戦績は15勝(5KO)13敗4分。
児玉は2020年11月からKrushに参戦し、2戦目で提髪和希に判定で敗れるもその後は3連勝。2023年6月にKNOCK OUTの大谷翔司に判定で敗れ連勝はストップしたが、2024年1月には第6代Krushライト級王者・瓦田脩二からKO勝利を奪った。戦績は6勝(2KO)2敗。
1R、右ローの蹴り合いからスタートし、伊藤が右フックを空振りしたところに児玉が左フックを引っかけるようにして打ち、ダウンを奪う。ガードを固める伊藤に児玉が連打、伊藤は右カーフと左インロー蹴る。ガードの上からパンチを打つ児玉に伊藤はローとカーフを狙い撃ち。児玉も右カーフを蹴り、ジャブでボディを打つ。伊藤のガードは硬いが、児玉は右アッパーを突き上げて崩すと連打をまとめて攻勢に。下がる伊藤はジャブ、右カーフ。
2Rも伊藤は表情を変えず左右ローと右ミドルを蹴っていく。児玉は前後にステップを踏んで圧をかけながらのジャブ、右ロー。児玉が右アッパーからの左ボディフック。伊藤はパンチからヒザにも行く。児玉は細かくパンチを打って行くが伊藤のガードは硬い。伊藤の右フックに児玉は後ろ蹴り。伊藤は右カーフとジャブ。逆に伊藤のワンツー・フックをもらってしまう児玉。
3R、前に出る伊藤に児玉は左右フックで迎え撃つ。伊藤の硬いガードに手を焼く児玉はジャンピングハイキック、さらに胴廻し回転蹴り。これにも伊藤は動じずガード固めて前に出ていき、左フックと左ボディ、右カーフ。児玉はジャブ、ワンツー。伊藤はすぐにヒザを返す。児玉は後ろ蹴りから顔面前蹴りをヒットさせる。さらにガードを突き破るようなワンツー。伊藤も左右フックとヒザ、児玉もヒットを許さない。ラスト10秒で足を止めての打ち合いとなり、場内は大いに沸く。