▼第12試合 フェザー級(65.0kg以下)キックルール ワンマッチ
〇杉村昂汰
延長R 判定0-5
×安保璃紅
安保は関西空手界に“安保兄弟”の名を轟かせた。2016年9月にKrushデビューを果たすと「第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で山本真弘、郷州征宜、レオナ・ペタスを破ってプロ無敗のまま王座に就いた。同王座は初防衛戦で郷州に奪われ、その後は連勝したが2018年12月に朝久泰央、2019年11月にジャオスアヤイに連敗を喫するとしばらくリングから遠ざかり、2023年6月に復帰するも齋藤紘也に判定負け。戦績は10勝(6KO)4敗。
杉村は才賀紀左衛門の弟子で、BreakingDown初代ライト級王座に就いた同門のNAOが「めちゃくちゃ強い。17歳の実力じゃない」と絶賛する。オーディションのスパーリングではスピードのある右カーフから右ストレート、左右連打で相手を圧倒してみせた。本人によればキックボクシングのアマチュア全日本選手権と空手でも数えきれないくらいタイトルを獲っているのだという。
杉村が連打を見舞うと安保も左右フックで打ち合う。杉村が蹴りを混ぜてくると安保も右ミドルで対抗。前へ出てくる杉村に安保は右ロー。近距離で打ち合う両者だが杉村の回転が上回る。杉村は右を当てていく。左ミドルも。1分間の打ち合いが続いた。
判定は1-0(杉村)でドロー。延長戦へ。ワンツーから左ミドルで前へ出る杉村。安保もワンツーと左ミドルを返すが回転力で杉村が上回る。前へ出る杉村にクリンチを繰り返す安保。杉村のパンチを浴びて2度スリップしてさらに印象が悪い。