【Krush】王者・横山朋哉「僕の仕事は試合を盛り上げて倒して勝つだけ」、挑戦者・松山勇汰「期待を超える試合をして自分がベルトを巻きたい」明日、大注目のタイトル戦

　2024年12月8日(日)東京・後楽園ホール『Krush.168』の前日計量＆記者会見が、7日（土）都内にて正午より行われた。 　メインイベント（第11試合）のKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・横山朋哉（リーブルロア）は60.0kgジャスト、挑戦者・松山勇汰（ALONZA ABLAZE）は59.9kgでそれぞれパス。 　調印式を終えた松山は「この試合へ向けて毎日厳しい練習と減量を乗り越えてコンディションもバッチリでここまで来れたので、明日の試合が楽しみです」、横山は「やってきたことをやるだけだと思うので、楽しみにしていただけたら」と、共にこの大一番へ向けて万全に仕上げてきた様子。 　2024年のKrushを締めくくる一戦になることには、松山は「メインイベントでタイトルマッチですが、試合に対しての心境は普段と変わりません。横山選手に勝つことだけを考えて練習してきたのでプレッシャーは全く無いし、のびのび試合をしたい」と余計なことは考えずこの試合に集中していると言い、横山も「特にはないですね。普通に盛り上がるんじゃないですか。僕は王者として仕上げてきて試合で見せるだけかなと思っているので。試合が決まってから約2カ月、必死こいてきたのでそれを明日お披露目するだけかなと思っています」と、自分がやるべきことをやれば勝手に試合は盛り上がると答えた。 　改めてベルトへの想いを聞かれると、松山は「デビューしてからずっと目指してきたベルトなのですが、ベルトを獲るのも横山選手に勝つのもスーパー・フェザー級の中で大事な試合なので、今はベルトのことは頭になくてこの試合に勝ちたいだけです」と、ベルトを獲ることよりも横山に勝つことが重要だとする。 　それに横山は「このベルトは苦労して獲ってようやくスタート地点に立てた。また一からスタートでやっていく中でいい挑戦者が来たので、デビュー戦の感覚ですかね。久しぶりに楽しみだし、凄い気合いが入ってる。宮田さんがライト級、ライト級ってうるさいので頑張って盛り上げないといけない(笑)。頑張ります」と、こちらも松山との試合を楽しみにしているとした。 　試合が終わった後のクリスマス、年末年始はどう過ごしたいかとの質問には、横山は「格闘家なのでクリスマスも年末も関係ないと思っています。365日毎日格闘技のことを考えてやっているので、年末年始も練習しているので何も思わないですね。ただ、クリスマスくらいデートしないです。募集しています」とちょっぴり本音も。 　松山は「自分も負けたら悔しいし、勝ったら嬉しいは変わらないので、負けることは考えていないので勝って年末を迎えたいと思います」といい気持ちで年末を迎えたいと答える。 　これが初防衛戦となる横山だが、普段と違う感情は「一切ないです。防衛する気もないですし、守る気もさらさらないので。僕の仕事は試合を盛り上げて倒して勝つだけ。普段やっている相手と同じ気持ちです。守るより攻めて勝ってやろうって感じなので、防衛するって形ですけれど、守りに入ることは一切ないですね」と、自分の仕事はタイトルを守ることではなく試合を盛り上げることだときっぱり。 　それを聞いた松山は「タイトルマッチでメインなのでお互い勝ちに徹するのでは盛り上がりに欠ける。横山選手が攻めるってことなので自分も正面から戦って盛り上げたいと思います」と、勝ちに徹した試合はせず盛り上げたいと口をそろえた。 　以前から横山が口にしてる群馬県大会について聞かれた宮田充Krushプロデューサーは「結構前から話をしている。明日の試合でどういう決着になってもやるべきだと思う。あとはいつやるかってだけです」と、2025年実現へ向けて動いていくと断言。 　それを聞いた横山は「言ってくれましたが、今後のことは考えてないです。明日のことしか考えていない。死んじゃうかもしれないし、今を生きる感じです。でも僕が勝って新たなステージに進みたい」と、王者として群馬県大会を迎えたいとする。 　最後に松山は「この試合が決まってから凄く盛り上がって楽しみとの声が大きい。その期待を超える試合をして明日は自分がベルトを巻きたい」と期待以上の試合をして王座を奪取すると改めて宣言。 　横山は「明日はまだ満員じゃないってことなので、満員に出来るようにして、最後に松山くんといい試合をして2024年ラストKrushを盛り上げるのが僕の仕事だと思うので、その期待を裏切ってしまかもしれないけれど応えられるように頑張ります」と、自分も期待に応えたいと話した。