ブアカーオが1年ぶりにラジャダムナンスタジアムに登場
2024年12月21日(土)タイ・ラジャダムナンスタジアムにて、同スタジアムの生誕記念大会が開催される。
「これまでで最大の対戦カードが組まれます」とRWSの公式Instagramにてアナウンスされた対戦カードは、ムエタイのレジェンドであるブアカーオ・バンチャメーク(タイ)が2023年12月以来のラジャダムナン登場。対戦相手は“レジェンドキラー”ハン・ウェンバオ(中国)に決定した。
ウェンバオは『武林風』の選手で、2017年9月の『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~』に2016年WLF -70kg級新人王の肩書きを引っ提げて初来日。1回戦で塚越仁志に判定負けしている。その後は2021年WLF世界-70 kg級コンテンダーリーグ準優勝(優勝はオウヤン・フェン)、2023年WLF世界67kg級トーナメント優勝と実績を積んでいる。
オウヤン・フェンとは2度対戦して2度とも敗れているが、現在GLORYに参戦しているユネス・スマイリ、元ルンピニースタジアム認定スーパーウェルター級王者サイヨーク プンパンムアン、ラジャダムナン3階級制覇ジョムトーン・チュワタナから勝利を収めている。戦績は44勝(7KO)11敗で現在8連勝中。
当初、ブアカーオは2024年7月の『K-1 WORLD MAX 2024』でオウヤン・フェンとの対戦が決まっていたことを考えても、興味深いカードとなった。
もう1試合は、ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座を松田龍聖から奪還したクンスックレック・ブームデックシアン(タイ)が、元ルンピニースタジアム認定ライトフライ級王者ワンチャイノーイ・シツァラワツェル(タイ)と対戦。
クンスックレックは現在タイで最も注目を集めるトップ・オブ・トップ選手。オームノーイスタジアム認定バンタム級王座、プロムエタイ協会スーパーフライ級&バンタム級王座、そしてラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座と4つのタイトルを獲得。4月にはクマンドーイを破ってラジャのバンタム級王者になると、5月11日にはペットサイアムをKOして初防衛に成功。しかし、7月に松田にKO負けを喫し41戦負け無し(1引き分けを含む)の記録がストップ。9月のダイレクトリマッチで松田に判定勝ちし、再び王座に就いた。
ワンチャイノーイはルンピニー以外でも7チャンネル(2024年にバンタム級王者)、プロムエタイ協会(2018年にフライ級王者)で王者になっており、2018年にはゴールデングローブ・ムエタイファイター・オブ・ザ・イヤーに輝いた。現在4連勝中で7月にクマンドーイを破っている。