▼第1試合 フライ級ムエタイ 3分3R
×オマール・ドリッシ(イタリア)
KO 2R 1分05秒 ※右フック
〇佐藤知稀(Tiger Muay Thai)
佐藤はタイ・プーケットのタイガームエタイで腕を磨く。2024年2月の『ONE Friday Fights 51』に初出場し、チュースアンと激戦を演じて判定勝ち。5月のスライマン・ルクスアン戦で判定負けと1勝1敗。
ドリッシはWBCムエタイ欧州王座獲得の経歴があり、戦績は29勝12敗。2024年8月の『ONE Friday Fights 77』に初参戦すると新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺)と対戦し、1Rに新田の右フックでダウンを奪われたが、2Rにドリッシが右フックでダウンを奪い返し、3Rに右ストレートでKO勝ちした。
ダウンを奪われても前へ出てダウンを奪い返す勝負強さを持つドリッシ。佐藤はジャブを多用して試合を作るタイプで、前回は1R早々にローを効かされてしまったがどう修正してくるか。
1R、両者どっしりと構える。互いにワンツーを打って行き、右ローを蹴り合う。長いジャブを伸ばす佐藤に右を打ってきたドリッシは首相撲に持ち込んでヒザをけるが、佐藤が首相撲で大きくコカす。右ローを蹴る佐藤に4連打を叩き込むドリッシ。
前へ出て打つ時はまとめて打つドリッシに佐藤は鼻血を出す。ワンツーで前へ出るドリッシにロープを背負う佐藤。ドリッシは首相撲に持ち込んでのヒザもたびたび見せる。
2R、ワンツーの連打でガンガン前へ出てロープ際に追いつめると首相撲からのヒザを連打するドリッシ。完全にドリッシのペースに持ち込まれ劣勢だった佐藤だが、ドリッシが伸ばした左に思い切り右フックを被せるとこれが見事にヒット。ドリッシの倒れ際にも右フックをダメ押しで入れ、佐藤の逆転KOとなった。