復帰の時期、引退試合の相手を務めた那須川天心には
復帰の時期については「半年後くらい。暖かくなってきたら減量もやりやすいと思うので4月辺りを目標にしたい」と、来春を目途にしたいという。
42歳での復帰ということで、どこまでやるのかとの質問には「だらだら負け続けてそれでもやることは考えていなくて。マイナスなことは妻からも言うなと言われて背中を押されているので言葉にしたくないんですが、もう無理だと判断したら引くところは引きます。ただ無理だと思ってないんですよ。なのでもう一度ベルトを巻きます」と、もう一度RISEのチャンピオンベルトを巻くことを目標に掲げる。
その家族の反応はどうだったかと聞かれると「引退試合の時に一緒にリングに上がってくれた娘と息子も大きくなって、長女は最初は渋っていました。理由を聞くと、怪我とかそういうのも怖いし、間近で試合を見ているし、引退してからも他の試合を見ていて凄いというものの危険な仕事じゃないですか。だから渋っていたんですが、僕の想いを1対1で話して納得してもらいました。長男は2年生、最初は渋っていましたが応援してくれました。引退してから生まれた3歳の息子は何も分かってないですが、いいよと言ってくれました。なので子供たちは全面協力ではないですが背中を押してくれます。妻は冗談半分で最初は聞いたんですが、やるならやれ、と。マイナスなことは言うなと背中を押してくれています」と答えた。
引退試合の相手を引き受けてくれた那須川天心には「直接は連絡していなくて、TEPPEN GYMの那須川代表にお話をさせていただいて、天心選手にも感謝の気持ちと改めて頑張りたいとの気持ちを伝えて欲しいと。代表も応援すると言ってくれました」と報告したという。
伊藤代表は裕樹の復帰にあたり「年齢的な部分もあるから心配ではあります。身体のリカバリーも若い時とは全然違うので。でもこの男はやると言ったらきかないので、年齢はただの数字だということを証明するんじゃないですか。また、彼と戦うことによって彼の闘魂が(若い選手に)伝わればいいかなと思っています」との考えを示した。