「無冠の帝王」岡見が宿敵ジェヨンに打ち勝ち、 悲願の初戴冠なるか
▼修斗世界ミドル級チャンピオン決定戦 5分5R
岡見勇信(日本/同級世界2位/EXFIGHT)38勝15敗
キム・ジェヨン(韓国/同級世界3位/NOVA MMA)27勝16敗
そして既報通り、世界ミドル級では岡見勇信と、AFC、TFCミドル級王者のキム・ジェヨンが再戦で王座を巡り戦う。
同王座はUFCでも活躍し、長きに渡り王者に君臨したシアー・ バハドゥルダザが引退の意向を表明した為、 今回の王座決定戦を行うこととなった。その岡見の対戦相手は因縁 のキム・ジェヨン。両者は昨年12月に豊洲PITで開催された『FIGHT&MOSH』で対戦。序盤は岡見が優勢に試合を進める も、後半キムが脅威の粘りを見せて岡見を猛追。 スプリットデシジョンで辛くも岡見が勝利したが、 その激闘を物語るかの様に全てを出し切った岡見は勝利のコールが 叫ばれるとマットに倒れ込んでいた。
あれから約1年、 今回は世界ミドル級のタイトルを賭け両者が再び激突する。カード 発表となった後楽園ホールのケージに立った岡見は「43歳、 最後のチャンス。ここまで来たらやるしかない」 と己を奮い立たせている。
UFC、ONEと世界のトップ団体で活躍し、 世界が認める岡見だが、これまでタイトルには恵まれなかった。2 011年8月27日ブラジル・ リオデジャネイロで開催されたUFC 134のアンデウソン・シウバ戦、 2014年11月15日米国で行われたデヴィッド・ ブランチとのWSOF世界ミドル級タイトルマッチとともに敗れて おり、まさに“無冠の帝王”。宿敵キム・ジェヨンに打ち勝ち、 悲願の初戴冠を果たすことが出来るのか⁉ 岡見勇信、 最後の挑戦に注目だ。
プロ修斗が後楽園ホールで旗揚げしてから35年。史上初のトリプルタイトルマッチが実現。“聖地”後楽園ホールで新たな修斗伝説が生まれる。
MAGAZINE
ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も