キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】栗秋祥梧「勝っても負けても立ち技はもういいかなって感じ。キックボクシングにはケリをつけたい」=10・12BLACKフェザー級王座決定戦

2024/10/07 21:10

今まで格闘技をやってきた集大成を全部見せる


──それはそれとして、『KNOCK OUT STYLE』でも話していましたが、SNSでは「最後の試合」みたいな発言がありましたよね。これは?

「はい、最後にしたいですね。勝っても負けても。立ち技はもういいかなって感じなんですよね。飽きました(笑)」

──ここのところ、実際にそういう発言もあったのは確かですけど、勝ったらチャンピオンじゃないですか。

「まあ会長とはまだ話してないんですけど、『UNLIMITEDルール一本でやっていいですか』という話をして、許可が出れば。別に僕は鈴木千裕みたいに二刀流とかをやるつもりもないので。立ち技の方では新しいスターを作ってもらって、僕は違うルールでやれたらいいなと思っています」

──自分としては今、そう思っていると。

「そうですね。でも本当に、先のことは考えてなくて。とにかく今回は、ちゃんと試合に集中しようかなっていう感じです。浮かれちゃうと、たぶん足元をすくわれると思うので、そういう心の余裕とかのミスを見せたくないなというのはあるので、キッチリ仕上げてきました」

──いつも以上に、意識してキッチリ仕上げたという感じなんですか。

「はい。『これで最後だしな』とか思いながら練習すると、やっぱり気持ちが入るというか。それで頑張ってたというのはありますね」

──ただ、勝ってベルトが手に入ってみたら、また気持ちがどうなるか、みたいなところとかはないですか?

「ないですね(笑)。それでも、会長から『1年に1回はやれよ』って言われれば、それはもう仕方ないと思うんですけど……僕的にはもう、キックボクシングにはケリをつけたい気持ちです」

──では、ケリをつけられるだけの勝ち方をしたい?

「はい。誰もが納得するような試合をしたいなと思いますし、久井君も負けたり、龍聖も1回倒されたりしているので、『俺は違うよ』というところを見せてあげたいですね」

──目論見としては、それだけの勝ち方を見せて、スッキリと次に行きたい…が、そこがどうなるかは、その後の話次第と。

「例えば、もし仮にここで負けたとして、『いや、でもUNLIMITEDがあるしな』とか、自分でも思いたくないので。もうこれが最後と思ってやろうかなと」

──で、今回はメインなんですが。

「何か、『初メイン』みたいに出てるんですけど、僕、メイン初めてじゃないんですよ(笑)。九州にいた時とか、ずっとメインだったので」

──そうですよね。ただ、今の『KNOCK OUT』になってから、後楽園でのメインは初になります。メインということに関しては、改めて何かありますか?

「いや、何もないっすね」

──ありゃ(笑)。

「試合順とかあんまり気にしたこともないです。まあ、試合を見てもらえば分かりますよ」

──それだけいろんな思いがあると。では最後に、今回の試合ではここに注目してほしいというポイントはどこでしょうか?

「やっぱり一発の強さだったり、もし3Rかかっても、そういうテクニックを見てほしいなというのはあります。今まで格闘技をやってきた集大成を全部見せようと思ってるので、それを武器に勝とうと思っています」

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