▼第5試合 -84kg契約 3分3R
×コントゥアラーイ・JMボクシングジム(タイ/JMボクシングジム/IMSA世界ヘビー級王者)
判定0-3 ※28-29、28-30、27-30
〇阿部大治(日本/フリー/第10代DEEPウェルター級王者、第11代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト)
コントゥアラーイは「タイ最凶ファイター」と称され、ボクシング、オープンフィンガーグローブムエタイで王座を獲得。2023年4月の『SukWanchai MuayThai Super Fight』では実方宏介に2RでKO勝利を飾り、IMSA世界ヘビー級王座に輝いている。「第2代RISEライトヘビー級(?90kg)王座決定トーナメントでは決勝へ進出するも南原健太にKO負け。この試合は2023年RISE年間表彰式でExtreme Fight賞に選ばれた。
PANCRASE王者からUFC、ONEを経験した阿部は、MMA13勝8敗。2020年8月にDEEPに初参戦すると佐藤洋一郎にスプリット判定勝ち。渡辺悠太に初回TKO勝ち後、2021年2月にレッツ豪太にTKO勝ちでDEEPウェルター級暫定王者に就くと、RIZINに参戦。初戦でライト級でアキラに一本負け後、ウェルター級でストラッサー起一、マルキーニョス、田村ヒビキを相手に3連勝。
DEEPに戻り、鈴木槙吾に2R ギロチンチョークを極められ王座陥落。2023年7月にはRIZINでイゴール・タナベに1R ヒールフックを極められ連敗。2024年2月の前戦『RIZIN LANDMARK 8』で押忍マン洸太に1R KO勝ちで再起を遂げたのも束の間、DEEPで嶋田伊吹にリアネイキドチョークで敗れた。元々はキックボクサーで2014年にJ-NETWORK初代ライトヘビー級王座に就き、10勝(7KO)4敗の好戦績を残している。キックボクシングの試合は2014年8月以来。
コントゥアラーイは86.55kgと契約体重をパスすることが出来ず。実行委員会と両選手サイドで話し合いがもたれた結果、通常通り勝敗をつける事で両者合意となり、コントゥアラーイは減点2からのスタート、ファイトマネーの50%を没収の条件付きで試合が実施されることとなった。
1R、コントゥアラーイは左フックから右フック、阿部はそこに右フックを合わせようとする。阿部の右カーフに大きく足が流れるコントゥアラーイだが、右ローを蹴り返す。コントゥアラーイが左ミドル、左を打とうとすると阿部が右フックで出鼻を挫く。コントゥアラーイはローを蹴ってからパンチというパターンが阿部に読まれている様子。
2R、阿部はミドルを蹴ってのフックを多用。阿部の右カーフでコントゥアラーイは大きくバランスを崩す。コントゥアラーイは左ミドル当てるが、パンチは届かない展開が続く。
3R、コントゥアラーイは大きな右フックを振って来る。阿部は飛びヒザを見せた。阿部は右ミドル、コントゥアラーイが入って来ると右フック。阿部はスイッチしてのストレート、左右ミドルを蹴る。このラウンドは両者とも手数が少なかった。
判定は3-0で阿部が勝利。「10年ぶりに立ち技のリングで試合をしました。ちょっと固い試合を見せちゃったのですぐにまた練習してすぐ戦えるようにするので、FIGHT CLUBがあったらまた呼んでください」とマイクで語った。