「魅力度では横浜には負けても格闘技では負けねえ」と里見(左)に対抗意識を燃やす群馬出身の横山
2019年9月16日(月・祝)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.105』の前日計量&記者会見が9月15日(日)都内で13:00より行われ、全選手が規定体重をクリアした。
計量後、第7試合のライト級戦に出場する里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)と横山巧(リーブルロア)の会見が行われた。
横山は「ライト級2戦目ということで、いよいよ明日戦うこととなった。すごく待ちに待った試合なので楽しみたい」、里見は「計量をパスできてほっとしている。今回もたくさんの方々にサポートしてもらって、毎日格闘技漬けの日々を送ることができた。明日はしっかり盛り上げて、恩返しできるような戦いをしたいと思っている」とそれぞれ挨拶した。
この試合に向けて意識して練習してきたことについて横山は「(里見は)都道府県の魅力度ランキングの上位を争う横浜の人。(自分の出身地の)群馬県は最下位(笑)。魅力度では横浜には負けても格闘技では負けねえぞ、ということは意識してきました」と独特の言い回し。
対する里見も「ここ最近、自分の中でも面白い試合ができていないので、アグレッシブに打ち合うような戦いができる練習をしてきた。“やっぱり横浜が一番”というところを見せたい」などと応じた。
試合については里見が「前回の両国大会は全然納得がいく試合ではなかったし、ここ最近自分らしい試合ができていない。デビューしたての時期のようなイケイケの試合ができれば間違いなくお客さんを楽しませられるし、自分の中でも楽しく試合ができると思っているので、それを明日見せたい」と話せば、横山は「1Rからガンガン来てくれるなら僕としてはラッキー。里見選手もライト級に上げて体調もいいと思うのでスタミナも問題ないと思うが、3Rまでしっかり戦ってくれよと思う」と牽制した。
横山はインタビューで最近、政治に興味を持っていることを明かしているのだがこれについて問われると「K-1の世界チャンピオンになって政治家を目指している。日本を変えていかないとあかん、このままではダメだ、と思っているので早くタイトルマッチを組んでください。それだけです」とまさかの“出馬宣言”。
その考え方がファイトスタイルに影響するかということを問われると「影響はないが、試合がない時は政治のことを常に考えている。ニュースを見てしっかり勉強しています。今までは(そんなことを考えたことは)全くないです。二十歳になって仕事もするようになって、まずニュースを見るようになった。税金の問題だったり政治家の税金の無駄遣いだったり、とんでもない。誰かが変えないといけないだろう。じゃあ俺がやってやろう。そういう感じです」と答えた。
しかし最後には「今回は体調もばっちり。1Rからバチバチの試合になると思う。楽しみにしてほしい」と改めて試合について話した。
一方の里見は「明日は別の場所で他団体の大会があるみたいだが、超破壊型打撃格闘技が見たい方は明日、最高の試合をするので後楽園ホールに来てください」と締めくくった。