(C)山田重孝
髙田延彦(62歳)が柔術大会で一本勝ちデビューした。
9月26日(木)から29日(日)の4日間、愛知県武道館で開催中の『Sjjif World Jiu Jitsu Championship 2024』のマスター7紫帯ヘビー級にエントリーした高田。マスター7は61歳以上が出場可能なカテゴリーとなり、今回はワンマッチでの決勝となった。
この日、米国のスティーブン・スミスと対戦した高田は、相手の引き込みにあわせてサイドを奪うと、キムラクラッチを組み、頭をまたいで絞り、タップを奪った。
高田は、敗れたスミスとハグ。試合後、表彰台の頂上に立ち、ボンサイ柔術のマルコス・ソウザに授与された紫帯で、メダルを首にかけた。
試合後、高田は「まずは今日の試合に無事出られたことが良かった。そして今まで柔術をやるためにフォローしてくれたアラバンカ柔術の山田重孝代表とボンサイ柔術のみんな、一心柔術の後藤悠司代表らに感謝します。
柔術を始めた時は、健康維持をメインにテクニックの習得に重点を置いてやろうとの思いだった。もちろんコンペテションのことなど考えもしなかったが、こうして柔術がライフワークとなり、周りの後押しもあり、今日の試合に出る日が来た事は、間違いなく私自身への大きなギフトです。これを機に今後も身体と相談しながら技術を積み上げて、次のコンペテションにトライする機を狙い楽しみながら精進します」と、今後の試合出場の意欲を語っている。
高田は、2024年1月にはかつて『PRIDE』で2度対戦したヒクソン・グレイシーの元を訪れ、柔術の手ほどきも受けており、インビジブル柔術に感銘を受けながら、コンペティションにも出場するなど、チャレンジを続けている。今後の柔術での活躍にも期待だ。